Saturday, August 28, 2021

智弁和歌山 1失点完投のエース中西「取ってくれた点に対して僕は全力で応えるだけだと」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

第103回全国高校野球選手権 準決勝   智弁和歌山5―1近江 ( 2021年8月28日    甲子園 )

<近江・智弁和歌山> 試合に勝利し、笑顔を見せる智弁和歌山・中西(中央) (撮影・後藤 大輝)
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 第103回全国高校野球選手権大会の第14日は28日、甲子園球場で準決勝が行われ、4大会連続出場の智弁和歌山(和歌山)が3大会連続出場の近江(滋賀)を5-1で下して、準優勝した02年以来19年ぶり4度目の決勝進出を果たした。

 打線は初回1死二塁に3番・角井の右翼線適時二塁打で先制し、なおも2死三塁で、5番・岡西の中前適時打で加点した。2-1となった6回2死一、二塁には2番・大仲の左翼線適時二塁打で2点を加えた。8回1死二、三塁にも暴投で加点した。

 投げては先発のエース右腕・中西が速球とキレのあるスライダーなどを駆使して124球、4安打10三振、1失点(自責0)の完投勝利を飾ってみせた。

 中西は1失点完投について「チームが勝てたということが自分の中で、一番うれしくて、その中にいい結果がついてきたかなと思います」と語った。序盤は接戦。6回に味方が2点を加え、ギアがさらに上がったかと聞かれると、「野手が頑張って追加点とるぞとベンチの中でずっと言っていたので、取ってくれた点に対して僕は全力で応えるだけだと思っていたので、その中で上がったのかなと思います」と話した。近江の先発・山田との投げ合いに関しては「いい投手だと聞いていたので、凄く楽しかったです」と振り返った。

 投手陣が5人いる中で背番号1を背負う。この1戦は「必ず決勝に行くんだという強い気持ちを持って挑みました」。決勝に向けては「全力で、チーム全員で、戦っていくだけだと思うので、明日は自分の出番があれば全力で投げたいと思います。もう1度、ここで気を緩めるんではなくて、全員野球というのを根に持って、明日に向けて準備していきたいと思います」と力を込めた。

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