生理を語ることのハードルがだいぶ下がった
昨今、漫画『ツキイチ! 生理ちゃん(オモコロ)』のブームもあり、生理を語ることのハードルがだいぶ下がりました。そして生理には個人差があり、女性にとって大切なものであることも広まりました。とはいえ、当事者である女性の皆さんは、どの程度堂々と話してよいものだと思いますか? 今回は性教育YouTuberとして活動する助産師のシオリーヌさんから、改めて生理と真正面から付き合うってどんな感覚があれば良いのかを聞きました。
生理をちょっと隠したい私は古臭いの?
30代半ばである私の世代は、生理は隠すべきもの、周りに気を使わせてはいけない風潮がありました。それが令和になり、生理についてオープンに話せる世の中に変わっていきました。 でも逆に、最近は「生理に対して堂々とするべし」といった社会圧にも近い空気を感じるような……。私自身、まだ生理用品を買う時はそそくさとしますし、生理ポーチを持ってトイレに行くとき、ちょっと背中を丸めちゃいます。どうしたらもっと堂々とできるものなのでしょうか? 「前提として、全ての人が自分の生理をオープンに話す必要はないですよ。生理はそもそもプライベートな話題なので、人と共有するのに抵抗があるなら無理にする必要はないです。ただ、どういった部分が“恥ずかしい”とか“隠されるもの”だと感じるかは、意識した方がいいし、自分のヘルスケアの一貫として、気軽にアクションが取れるような知識や教養はつけておいて欲しいです」(シオリーヌさん。以下同) シオリーヌさんに「全ての人が生理について話す必要はない」とアドバイスをもらい、一瞬「オープンに出来なくていいんだ!」とホッとした私。なんとなく、昨今の生理ブームを加味すると、もっと堂々と“しなくてはいけない”と思い込んでいました。 「もし生理で休むことやいつも通り動けないことへの罪悪感があるなら、それは生理に限らず、日本の休めない職場や長時間労働の環境がベースにあるのが問題です。日本は風邪でも心が弱ったときでも、休むことに罪悪感がありますよね。 心身に鞭打って働くことが正義ではないと知ってほしいし、罪悪感があるならば自分を責めるのではなく、じゃあ仕事の穴を空けないように出来ることはって、ケアの方向に意識を向けてほしい。そもそも仕事を休むほどの症状は、医療機関での治療範囲ですからね」 生理休暇は、今も人によって捉え方がバラバラです。「それくらい」と苦言を呈されるのが嫌で隠す人もいれば、堂々と伝える人もいる。それは選択の自由だけれども、休むことをセルフケアのきっかけにする意識が大事ということです。
からの記事と詳細 ( 「今日、生理です!」生理に対してどこまでオープンにすべき?(女子SPA!) - Yahoo!ニュース )
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