Wednesday, January 6, 2021

トランプ大統領 ペンス副大統領に異例の圧力 立場の違い表面化 - NHK NEWS WEB

アメリカのトランプ大統領は、6日に連邦議会で大統領選挙の結果が最終的に確定することになっているのを前に、バイデン次期大統領の当選を正式に宣言する役割となっているペンス副大統領に対して、選挙結果を認めないよう異例の働きかけを強めています。これに対してペンス副大統領はそうした権限は自分にないとする声明を発表し、大統領との立場の違いが表面化しています。

アメリカでは、6日、連邦議会上下両院の合同会議が開かれ、大統領選挙の各州の結果を承認する予定で、承認されれば、上院の議長を兼務するペンス副大統領が民主党のバイデン次期大統領の当選を正式に宣言し、選挙結果が最終的に確定することになっています。

これを前にトランプ大統領は、ツイッターに投稿し、選挙に不正があったと改めて主張したうえで、「マイク・ペンス副大統領が行わなければならないのは州の結果を送り返すことだけだ。私たちは勝利する。マイク、実行しろ。勇気を示す時だ」と投稿しました。

トランプ大統領はこれまでもペンス副大統領に選挙の結果を認めない最終的な権限があるとして、副大統領が支援すれば勝利すると主張して異例の働きかけを強めています。

これに対してペンス副大統領は、声明を発表し、連邦議会が各州の選挙結果を承認すればそれを覆す権限は自分にないという考えを示し、権限があると主張するトランプ大統領との立場の違いが表面化しています。

トランプ大統領は6日にホワイトハウス前で開いた集会でもペンス副大統領に対して自分を支援するよう迫っていて、大統領への忠誠心を示してきたペンス副大統領の対応に注目が集まっています。

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