テルアビブの広場には2日夜、数千人の市民らが集まり「人質を家に戻せ」とか「平和のための対話だけがこの状況を解決できる」などと書かれたプラカードを持って中心部の大通りを練り歩いていました。
テルアビブ近郊に住む70代の女性は「人質の家族への連帯を示すためそしてイスラエル政府に対してすべての人質を取り戻してほしいと訴えるため参加しました」と話していました。
テルアビブに住む16歳の男性は「今も人質になっている人たちは50日以上、ハマスに拘束されています。信じられないことです。彼らを解放するためにはどんなことでもすべきです」と話していました。
60代の男性はガザ地区での軍事作戦の再開について「ガザ地区にはたくさんの民間人がいるのに彼らの家を壊すのは何のためなのかわかりません。ハマスの掃討より人質の解放を優先すべきです」と話していました。
テルアビブ近郊に住む70代の女性は「人質のことを考えると胸が痛みます。私たちは平和を求めています。イスラエルとパレスチナの2国家共存を実現してほしいですがこの国の政治家たちはそう考えていないのが残念です」とネタニヤフ政権の対応を批判していました。
ガザ情勢に対するネタニヤフ政権の対応をめぐっては、イスラエル国民の間でも意見は分かれていて、デモの最中には、デモの参加者が道路脇にいた政権の支持者と口論になる場面も見られました。
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