◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 最終日(3日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)
2月に第1子を出産した横峯さくらが、米ツアー復帰戦で選んだのはニュージャージー州での2連戦。次週「ファウンダーズカップ」(マウンテンリッジCC)への課題は明確になった。「このパッティングでは上には絶対に行けないなという感じ。来週までにしっかり調整して望めれば」―――
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“裏街道”からのティオフになった最終日もグリーン上で苦しんだ。前半11番(パー3)でボギーが先に来て、「ストロークに不安はないけれど、ちょっと打ち過ぎてしまっているのがすごく目立つ」と終始タッチに悩まされた。
3日続けてパット数が「30」を切ることはなく、リズムをつかめないまま54ホールの戦いが終わった。この日の2バーディ、3ボギーの「72」に「チャンスがチャンスでなかったりしてしまう。自分の思ったタッチ、スピードでないと逆にピンチになる。とりあえず予選を通ったのは収穫だが、最終日にスコアを落としてしまうのが私の直さないといけないところ」と、ため息をついた。
ママになってカムバックにした5月の国内でツアーでも、適応に時間がかかったという。「ショットに関しては(本調子の)60、70%くらいにはなったが、パッティングは30%…。日本はグリーンが重くて『打たなきゃ、打たなきゃ』というところだったけれど、こっちに帰ってきたらグリーンが速く、調整できていなかった」
愛息とのテレビ電話は1日2回以上になる日も。海の向こうで試行錯誤を続ける。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)
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