東日本大震災で壊れた足利市内の二宮金次郎像が修復されたと聞き取材した。薪(まき)を背負って本を読むおなじみの姿だが、私費を投じて再建した民俗史家の中島太郎さんは「地元の4体の中で最も華奢(きゃしゃ)。造形も良い」という。母校の金次郎像は、と記憶をたどったが、思い出せない。徳が乏しいのはこれまで金次郎と無縁だったせいかもしれない。
県教委によると、この姿の初出は1891年、幸田露伴著「二宮尊徳翁(おう)」の挿絵。勤勉、努力の象徴だったが、中島さんによれば、最近は歩きスマホを想起させるとの指摘の一方、子供たちは「夜になると歩く」などの七不思議話を楽しんでいるという。
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