Monday, October 25, 2021

ECBがインフレに対して断固たる行動を取れば、ユーロを押し上げる可能性=NY為替 - ニュース・コラム - Y!ファイナンス - Yahoo!ファイナンス

 きょうの為替市場でユーロドルは売りが優勢となる一方、ドル円は狭い範囲での上下動に終始していることから、ユーロ円は戻り売りが優勢となっている。132円ちょうど付近まで下落しているが、フィボナッチ38.2%戻しの水準が131.45円付近にあり、目先の下値メドとして意識される。

 ここに来てユーロにやや強気な見方も出始めている。ECBがインフレに対して断固たる行動を取れば、将来的にユーロを押し上げる可能性があるという。ECBがインフレリスクに対して行動を起こすという市場の見方が、2022年にかけてユーロをサポートする可能性があるとしている。

 市場は2022年のECBの利上げを織り込んでいる。それはECBがインフレが目標を上回る前に行動を起こすと市場が見ていることを意味し、その事実はECBがインフレリスクに対して断固たる行動を取るという市場の信念を反映しているという。ただし、近い将来ではなく、ある程度先の話とも付け加えている。

EUR/JPY 132.02 USD/JPY 113.66 EUR/USD 1.1616

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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