Monday, April 15, 2024

為替動向「しっかり注視」、必要に応じて万全の対応取る-鈴木財務相 - ブルームバーグ

鈴木俊一財務相は16日の閣議後会見で、足元で円が1ドル=154円台と約34年ぶりの安値圏で推移していることについて、「しっかり注視している」と語った。

  鈴木財務相は、為替の動向に対して「必要に応じて万全の態勢、対応をしっかりやっていきたい」と述べた。足元の動きは過度か、急激かという問いに対しては、「まさに万全の対応を取ることであり、そこの見解を私が言うことはふさわしくない」と具体的なコメントは控えた。

  15日の外国為替市場で円は米国時間に一時154円45銭と、1990年6月以来の安値を更新した。同日発表された米国の小売売上高が市場予想を上回り、米経済の堅調さが示されたことを受けて金利が上昇し、ドルが買われた。日本の為替介入への警戒感が強まる中、市場では通貨当局の発言が注視されている。

  鈴木財務相と神田真人財務官は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など一連の国際会議に出席するため16日にワシントンDCへ向け出発する。

  国際会議で為替が話題になるかとの質問に対しては、現時点でG20で為替を明示的に取り上げた議題は設定されていないが、話題にはなると思うと指摘。為替を含めた国際的な話題には「G20に限らずさまざまな機会を捉え、必要に応じて日本の立場をしっかり伝える」と語った。

他の発言

  • 成果文書の取りまとめは議長国が判断する-G7、G20共同声明への為替文言
  • イランによるイスラエル攻撃は中東情勢をさらに一層悪化させるもので深く懸念、エスカレーションを強く非難する-中東情勢
    • 中東情勢悪化はエネルギーをはじめ世界経済に影響を与え得るリスクであることを認識しつつ、事態を注視
  • 過剰生産がデフレの輸出で日本に影響を与えることは懸念していかなければならない-中国の過剰生産能力

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