Thursday, February 23, 2023

「バーチャル結婚式」距離や人数にとらわれない クラスターCEOも「祝宴」 - J-CASTニュース

   メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター(東京都品川区)は、2023年2月23日に、cluster内で同社CEO加藤直人氏の「バーチャル結婚式」を行う。時間は19時からで、参加費は無料。「cluster」にログインすれば誰でも参加が可能だ。

   こうしたバーチャル上での結婚式、近年は増えているようだ。

  • バーチャルな結婚式会場

    バーチャルな結婚式会場

  • 「TardiVerse」での結婚式の様子(@abhinavguptas)

    「TardiVerse」での結婚式の様子(@abhinavguptas)

  • 「Virbela」での結婚式の様子(mailOnline)

    「Virbela」での結婚式の様子(mailOnline)

ご祝儀は課金アイテムで

   加藤氏のバーチャル結婚式は、1時間程度を予定している。その間に挙式、ブーケトス、写真館巡り、披露宴を行い、最後には参加者を含めて記念写真を撮影する。

   挙式はチャペル、ブーケトスは広場で、と実際に場所を変えながら進行する。式の内容も、指輪交換や友人代表スピーチなど、現実の結婚式に近しい形で行われる。希望者は、「cluster」内で購入できる「Vアイテム」という有償ギフトを使用し、ご祝儀を贈ることもできる。

リアル結婚式と併用

   海外に目を向けると、インド発のメタバース「TardiVerse」と、米企業が提供する「Virbela」でバーチャル結婚式が行われた例がある。

   2022年に「TardiVerse」で結婚式を行ったのは、インド出身のカップル。派手なことで知られるインドの伝統的な結婚式では、参列者は数百人に上る。しかし当時、カップルの住む地域では新型コロナウイルス感染症の影響で、結婚式の出席者は100人までと制限がかけられていた。

   そこで二人は、制限のないバーチャル空間で2000人を招待して披露宴を開催。一方、新婦の住む村で、親戚や近しい友人のみの式を行った。

   「Virbela」では2021年、米国在住のカップルが、現実の式の様子をリアルタイムでバーチャル空間に配信した。新型コロナ感染症による移動制限があったほか、さまざまな理由で参列できない人に配慮したのだ。

   カップルは、バーチャル空間でもドレスとタキシードを着用し、バーチャルの参加者と共にダンスを踊るなどして楽しんだ。現実の式は、100人が招待された。

   実はクラスター社の加藤氏も、上記で紹介した2つの例同様、2023年1月に現実の結婚式を行っている。

   バーチャル結婚式は、人数を気にせずに招待できることや、現実の移動制限などに左右されないことのが利点と言える。交通費がかからず、手軽に参加できることは参列する側のメリットとも言えよう。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 「バーチャル結婚式」距離や人数にとらわれない クラスターCEOも「祝宴」 - J-CASTニュース )
https://ift.tt/xfMsqnk
Share:

0 Comments:

Post a Comment