米国のバイデン大統領が20日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃的に訪問しました。ゼレンスキー大統領との会談で、「キーウはここにある。ウクライナもここにあり、民主主義もここにある」と発言。ロシアの侵攻下にあるウクライナへの支援を続ける意思を示しました。
(タイムスタンプは日本時間 括弧内は現地時間)
■■■2月21日(日本時間)■■■
02:10(キーウ20日19:10)
南部でロシアのパスポート強要続く ウクライナ軍参謀本部
ウクライナ軍参謀本部は20日、南部ヘルソン州のロシア軍支配地域で、ウクライナ人に対するロシアのパスポート取得の強要が続いている、とSNSに投稿した。参謀本部は「財産や事業を失うことを恐れる地元市民の間に社会的緊張が高まっている」としている。
ロシア側の当局者は、ロシアのパスポートを取得しなければ、年金受給者は年金が受け取れなくなると脅しているという。企業にも財産没収をちらつかせ、保有する動産・不動産をロシアの法律に基づいて再登録する手続きを早めるよう強要しているとしている。
00:43(ブダペスト20日16:43)
中国の王毅政治局員「ハンガリーとともに戦争終結に協力」と演説
中国外交部門トップの王毅(ワンイー)・共産党政治局員は20日、訪問先のブダペストで講演し、「中国とハンガリーは平和を愛する他の国々と協力し、現在の戦争をできるだけ早く終わらせることに喜んで協力する」と述べた。ハンガリーのシーヤールトー外相は中国の立場を歓迎すると述べたという。AFP通信が伝えた。
王毅氏は18日のドイツ南部ミュンヘンでの演説で、ロシアのウクライナ侵攻に対して、「政治的解決に向けた提案を中国から近く発表する」と述べていた。だが、米国は中国がロシアに武器支援を進めるのではないかと警戒を強めている。
ハンガリーは欧州連合(EU)加盟国の中でも、厳しいロシア制裁には反対する立場を貫き、中国とも親密な関係を続けている。
00:30(ワシントン20日10:30)
米、ウクライナに対し最大620億円の追加軍事支援を発表
米国防総省は20日、ウクライナに対して最大4億6千万ドル(約620億円)の追加軍事支援を発表した。
この日キーウを電撃訪問したバイデン大統領が言及していた支援の内容を明らかにしたもの。高機動ロケット砲システム「ハイマース」の追加の砲弾のほか、榴弾(りゅうだん)砲や迫撃砲の砲弾、対戦車ミサイル「ジャベリン」、航空監視レーダーなどが含まれる。
00:00(ドイツ北部ムンスター20日16:00)
ドイツ国防相「3月末の戦車提供の目標変わらず」
ドイツのピストリウス国防相は20日、ドイツ北部ムンスターの軍事訓練場を訪問し、「3月末までに主力戦車レオパルト2とマルダー歩兵戦闘車の訓練を終え、納入するとの目標は変わらない」と述べた。DPA通信が伝えた。
ウクライナ兵を対象としたレオパルト2の訓練は1月末から始まり、5週間はかかるという。視察したピストリウス氏は「ウクライナの自由と領土の一体性のために戦い続けるという意志と確固たる士気を感じた」と述べた。
レオパルト2はドイツ製の主力戦車で、ドイツは比較的新しい型の「A6」14両をウクライナに提供することになっている。
■■■2月20日(日本時間)■■■
21:30(キーウ14:30)
ウクライナ外相、欧州での予定急遽変更 「要人訪問」の臆測
バイデン米大統領がウクライナを電撃訪問した20日、ウクライナのクレバ外相がベルギーを訪問する予定を急きょ変更していた。地元メディア「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。
クレバ氏はブリュッセルで欧州の外相らと会談する予定だったが、急にキャンセルしたことで「海外の要人がウクライナを電撃訪問するのでは」と臆測を呼んでいた。
クレバ氏はこの日、欧州連合(EU)理事会に先立ち、ブリュッセルで欧州の外相らと会うことになっていた。その後はモルドバの外相との昼食会に参加する予定だったという。
20:30(キーウ13:30)
電撃訪問のバイデン氏、ゼレンスキー氏と会談 ウクライナの抵抗たたえる
ロシアによる侵攻下のウクライナを電撃訪問したバイデン米大統領は20日、首都キーウ(キエフ)でウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。
ゼレンスキー大統領が公式テレグラムに投稿した画によると、バイデン大統領はキーウにある大統領公邸を訪問。車を降りると、玄関でバイデン氏を出迎えたゼレンスキー大統領と妻のオレナ・ゼレンスカさんとまず握手を交わした。バイデン氏とゼレンスキー氏がそれぞれの政府関係者らと話し合う様子もみられた。
地元メディア「キーウ・インディペンデント」によると、バイデン氏はウクライナの抵抗をたたえ、「(侵攻から)1年経ったが、キーウはここにある。ウクライナもここにあり、民主主義もここにある」と語ったという。
18:48(キーウ11:48)
バイデン大統領、キーウを電撃訪問
米バイデン大統領が20日、ロシアの侵攻下にあるウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃的に訪問した。地元メディア「キーウ・インディペンデント」などが伝えた。
別の地元メディア「ウクライナ・プラウダ」はこの日、ウクライナ外務省の情報として西側の「主要な」パートナーがキーウを訪れると報じていた。
16:46(ワシントン20日02:46)
ロシア軍、ルハンスク州で予備兵力が不足か ISW分析
米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)は19日の戦況分析で、ロシア軍は東部ルハンスク州で攻勢の主要局面を迎えているものの、この冬の攻撃規模を増強できるだけの予備兵力が不足しているとの見方を示した。
ISWによると、ロシア軍はこれまでに失った戦車などの装備を十分に補充できていない。ロシアの攻勢はしばらく続く可能性があるが、予備兵力を前線に投入できても、ルハンスク州での状況を激変させるのは難しいとみられる。
13:26(キーウ06:26)
地震で派遣のウクライナ緊急援助隊 トルコから帰国
今月初めに大地震があったトルコに派遣された、ウクライナの緊急援助隊の第一陣が19日、ウクライナに帰国した。地元メディアの「キーウ・インディペンデント」が伝えた。
報道によると、トルコにいるウクライナからの緊急援助隊は、16日時点で454カ所の被災現場で調査し、136カ所でがれきの撤去に携わった。また行方不明者の捜索のため、救助犬部隊も提供したという。
クリメンコ内相は「ウクライナは戦争のまっただ中だが、私たちは困っている人々を助ける準備ができている」「強い者は常に助け、救うことをするが、弱い者は破壊と殺人しかできないからだ」と述べた。
2:10(キーウ19日19:10)
ゼレンスキー大統領、マクロン仏大統領と国防協力や和平案で意見交換
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、マクロン仏大統領と電話で会談した。国防での協力や、ゼレンスキー氏が提案している10項目の和平案についても意見を交わしたという。
ゼレンスキー氏はツイッターに、仏大統領と「友好的な対話を続けた」と投稿。今後の外交対応について協議し、「特に我々の10項目の実行について議論した」とした。ゼレンスキー氏は和平案に、クリミア半島を含むウクライナの全領土からのロシア軍撤退などを盛り込んでいる。
00:40(ハルキウ19日17:40)
ハルキウ州の住宅地をロシア軍が砲撃、4人負傷 州内各所で被害
ウクライナ北東部ハルキウ州で19日、ロシア軍が住宅地を砲撃し、家屋などが壊されて4人が負傷した。シネグボフ知事が被害にあった家屋の写真などとともにSNSに投稿した。
シネグボフ氏によると、19日午後4時半ごろ、ハルキウ市北部の村が砲撃され、50歳と32歳の女性が負傷して病院に搬送された。周辺の村でも45歳の女性と40歳の男性がそれぞれ負傷し、手当てを受けた。
この日は州内の各所が砲撃に遭い、企業の建物やガソリンスタンド、医療施設などにも被害が出た。
■■■2月19日(日本時間)■■■
20:06(ヘルソン13:06)
ヘルソン州の民家で3人が死亡 ロシア軍砲撃で
ウクライナ南部のヘルソン州当局は19日、州内の集落でロシア軍による攻撃があり、3人が死亡したと発表した。SNSに被害状況を投稿した。
ニュースメディアの「ウクライナ・プラウダ」によると、ロシア軍は同日朝に攻撃を始め、砲撃の一発が民家を直撃した。家の中には子ども2人に加え、その両親と親類の男性の計3人の大人がいた。大人3人が死亡し、子どものうち1人が負傷したという。
同じ攻撃でこの集落では、ほかに大人2人と子ども2人の計4人が負傷したという。
18:33(モスクワ12:33)
「マクロンの言葉に価値はない」 ロシア外務省報道官が批判
ロシア外務省のザハロワ報道官は19日、ウクライナ侵攻を続けるロシアについて「敗北を望んでいるが、崩壊は望んでいない」と発言したマクロン仏大統領を批判した。ロイター通信が伝えた。
ザハロワ氏はマクロン氏の発言を受けて、「フランスはマクロンから始まったのではない。パリの中心にはナポレオンの遺体がある」と述べた。19世紀にロシア遠征に失敗したフランス皇帝ナポレオン1世の名前を出して、フランスがロシアに敗北することを示唆したとみられる。
ザハロワ氏はさらに「マクロンの言葉に価値はない」と断言。マクロン氏の発言は、西側諸国がロシアの政権転覆を議論していることを示していると批判した。
15:23(パリ07:23)
仏国防相「数日以内に戦車を」
フランスのルコルニュ国防相は18日、自国製の軽戦車「AMX―10RC」が数日以内にウクライナに引き渡されるとの見通しを示した。仏紙パリジャンのインタビューに答えた。
ルコルニュ氏によると、仏製軽戦車を操縦するためのウクライナ兵の訓練がまもなく終わることから、来週末には引き渡しが可能になったという。
ドイツと米国は1月、それぞれの主力戦車「レオパルト2」と「エイブラムス」をウクライナに供与すると決めたが、フランスはこれまで自国の主力戦車「ルクレール」の供与を見送っている。
ルコルニュ氏はルクレールについて「性能は並外れているが、他国への輸出は限定的だった。ウクライナにまとまった数を供与できないため、効果を発揮することができなかっただろう」として、欧州で計2千両が配備されているドイツのレオパルト2との違いを説明した。
05:06(パリ18日21:06)
「ロシア寄り」で物議のマクロン氏が持論
フランスのマクロン大統領は…
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