演劇カンパニー「チェルフィッチュ」を主宰する気鋭、岡田利規が團伊玖磨の歌劇「夕鶴」を演出する。美術や文学、映像などの世界と交わりながら、国内外で多様な創作活動を繰り広げる岡田にとって、歌劇は初挑戦。「オペラの演出とは何をすることなのか、見つけたい」と意気込む。
「夕鶴」は團の代表作の一つ。貧しい与ひょうのもとに、つうと名乗る女が訪れ、美しい布を織る。が、都で評判になった布を織るたびに、つうは痩せ衰え、やがて正体を知られて、鶴となって飛び去っていく。有名な民話を題材とした木下順二の戯曲に團が作曲、1952年の初演以来、800回超の上演を重ねる人気作だ。
「『夕鶴』という物語を、古き良き時代の日本のノスタルジックな民話であるとはとらえない。『夕鶴』が現代の物語になる」と明かす岡田。というのも「『夕鶴』では、現代を生きるわたしたちが自明のものとして受け入れてしまっている問題が扱われているから」と説明する。
からの記事と詳細 ( Topics:岡田利規が歌劇「夕鶴」演出 現代の物語と捉え 「ポスト資本主義」突きつけ - 毎日新聞 )
https://ift.tt/3uIvUVW
0 Comments:
Post a Comment