<1面から続く>
「現代の国語」の教科書の検定結果を巡る混乱の背景には、国が進めてきた大学入試改革の「失速」も影響している。
今回の国語改革の議論は、大学入試改革と連動していると考えられていた。大学入試センター試験に代わり、今年から始まった大学入学共通テストの国語では、実用文が出題される可能性がささやかれていた。共通テストは当初、記述式問題の導入を予定しており、17年に公表したモデル問題例は、景観ガイドラインや駐車場の契約書などを読んで答えるものだったからだ。
ところがその後、記述式問題の採点体制などに対する疑問の声が高まり、同じく改革の柱と位置づけられていた英語民間試験と共に導入断念に追い込まれた。今年1月に初めて実施された共通テストの国語は、小説、評論文、古文、漢文というセンター試験を踏襲した出題構成となり、実用文は登場しなかった。
からの記事と詳細 ( 「現代の国語」検定混乱(その2止) 「国語に実用性」迷走 - 毎日新聞 )
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