令和3年1月11日
セネガル共和国を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間1月11午前10時(日本時間同日午後7時)から約1時間15分、アイサタ・タル・サル・セネガル共和国外務・在外自国民大臣(H.E. Ms. Aissata TALL SALL, Minister for Foreign Affairs and Senegalese Abroad of the Republic of Senegal)との間で、昨10日に続く2回目の日・セネガル外相会談を行いました。その後、茂木大臣は同日午前11時20分(日本時間同日午後8時20分)から約1時間15分、マッキー・サル・セネガル共和国大統領(H.E. Mr. Macky SALL, President of the Republic of Senegal)を表敬しました。それぞれの会談等の概要は以下のとおりです。
今回の茂木大臣のセネガル訪問では、安定した民主主義国であり、昨年に日本との外交関係樹立60周年を迎えたセネガルとの間で、重層的な協力関係の維持・強化に向け、戦略的な連携を強化することを確認しました。
1 日・セネガル外相会談(2日目)
- 冒頭、茂木大臣から、昨年に外交関係樹立60周年を祝賀した日・セネガル両国の長年の友好関係を礎として、二国間協力を更に推進していきたい旨述べました。これに対し、タル大臣から、日本による様々な支援への謝意が表されるとともに、日・セネガルの貿易投資や人的交流を更に促進していきたい旨述べました。
- 茂木大臣から、日本は、アフリカにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成に向けた取組を推進してきており、UHCのモデル国であるセネガルの新型コロナ対策についても後押ししていく旨述べました。また、茂木大臣から、セネガル政府が重視している食料自給率向上に向け、農業・水産分野での協力を継続していく旨述べました。これに対して、タル外相からは、日本の協力に深く感謝するとともに、新型コロナ感染症ワクチンの確保、途上国の債務問題の解決に向けた協力の要請がありました。これに加え、両大臣は、国際情勢への対応を含めた幅広い分野について議論し、今後、二国間の極めて良好な関係を踏まえ、ビジネスや今後のTICADプロセスを含む様々な分野で引き続き協力を強化していくことで一致しました。
2 茂木大臣によるマッキー・サル大統領表敬
- 冒頭、サル大統領から、茂木大臣のセネガル訪問を歓迎する、日本との関係を重視しており、この機会に、日・セネガル関係を一層強化していきたい旨述べました。茂木大臣から、昨年外交関係樹立60周年を迎えた日・セネガル両国の友好関係を礎として、セネガルとの協力を一層強化していきたい旨述べました。
- 茂木大臣から、セネガルは各国のモデルとなるUHC推進国であり、日本は引き続きセネガルの医療体制強化を支援していく旨述べ、サル大統領から謝意が表されました。また、サル大統領から、日本によるセネガルの食料安全保障向上や人材育成のための支援に厚い感謝の意が述べられました。
- 茂木大臣から、日本が推進する「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンを説明し、サル大統領より、日本の取組に注目している旨述べ、このビジョンの下で進められている連結性の強化、質の高いインフラの整備で協力していくことで一致しました。
- また、双方は、2022年にチュニジアで開催されるTICAD8に向けて協力していくことで一致したほか、拉致問題を含む北朝鮮への対応等に関し意見交換を行い、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
からの記事と詳細 ( 茂木外務大臣のセネガル訪問(1月11日) - Ministry of Foreign Affairs of Japan )
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