Tuesday, July 21, 2020

米司法省、中国人ハッカー2人を起訴 新型ウイルスのワクチン研究など狙う - BBCニュース

Stock image of a hacker

米司法省は21日、新型コロナウイルスの研究をする米企業に対して諜報活動を行った疑いで、中国人の男2人を訴追したと発表した。同省は、COVID-19(新型ウイルスによる感染症)ワクチン開発に取り組む研究所を標的にするハッカーを、中国が支援していると非難している。

企業秘密の窃盗や通信詐欺を共謀したなどとして訴追されたのは、大学で電子工学を学んだ元学生の李嘯宇被告と董家志被告。

アメリカはこのところ、中国のサイバースパイ活動に対する取り締まりを強化している。

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検察の主張

検察側によると、被告2人は今年1月、COVID-19に有効な治療法を研究していることで知られるマサチューセッツ州のバイオテクノロジー企業に対して諜報活動を行ったとされる。

2人はまた、メリーランド州の企業もハッキングした疑い。この企業がCOVID-19の研究を行っていると発表してから1週間もたたないうちに犯行に及んでいた。

当局は2人について、中国国家安全部(CMSS)など中国の諜報機関から時折支援を受ける民間人ハッカーだとした。

Li Xiaoyu and Dong Jiazhi

検察は、2人は2009年から「数億ドル相当の企業秘密、知的財産、そのほかの有益なビジネス情報」を盗んでいたと主張した。

ワシントン州で公開された訴状によると、中国在住の男2人は最近、「COVID-19ワクチンや治療、検査技術の研究で公に知られているバイオテクノロジーやほかの企業のネットワークの脆弱性を調べていた」という。

企業が標的にされた国には、オーストラリアやベルギー、ドイツ、日本、リトアニア、オランダ、スペイン、スウェーデン、イギリスなどが含まれる。

訴状によると、2人はイギリスの人工知能(AI)企業やスペインの防衛関連企業、オーストラリアの太陽光エネルギー企業への侵入に成功したという。

中国がハッカーを支援と

ハッカー2人は個人情報の暴露と引き換えに「身代金」を要求するなど、時には自分たちの利益のために活動していた。しかしある時には、「明らかに中国政府にとって興味深い情報を盗んでいた」と、検察側は主張している。

訴状によると、2人はCMSSと「連携し、支援を受けていた」。また、「CMSSが活動を黙認していた」という。

2人は軍事データを盗み、香港の民主化活動家や天安門事件の元抗議者のパスワードを中国政府に提供したとされる。

「中国は今や、ロシアやイラン、北朝鮮と同様、サイバー犯罪者を保護する恥ずべき国の仲間入りをしている。国益のためのハッキング活動に備えて『待機』する犯罪者たちを、保護している。アメリカ企業や中国以外の企業が苦労して獲得したCOVID-19研究などの知的財産を、中国共産党はどこまでも欲しがっているからだ」と、 司法省のジョン・デマーズ次官補(国家安全保障担当)は21日に述べた。

これに対して中国外務省の華春瑩報道官は、中国がアメリカのCOVID-19研究を盗むためにサイバー攻撃をしているという考えを「ばかげている」と一蹴した。

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また、「FBIは今や10時間ごとに、中国関係の対諜報捜査を新しく開始している」とし、「全国で捜査中の対諜報事件約5000件のうち、半数近くは中国関係だ」と話した。

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