新型コロナウイルス感染で入院しているタレントの志村けん(70)が初主演映画「キネマの神様」(監督山田洋次)出演を辞退すると、所属事務所イザワオフィスと松竹が連名文書を通じて26日、発表した。
作品自体は今月クランクインし、志村は4月上旬から撮影を開始する予定だった。志村の体力が回復するまでかなりの時間を要するとみられ、松竹では対応を協議していた。
当初は今月24日に志村の出演シーンを撮影する予定だったが、出演者のスケジュールやロケ地の関係などで4月にずれ込んでいた。志村は、1~2月にかけて衣装合わせや脚本の読み合わせに参加。2月28日に都内で行われた安全祈願にも出席し、関係者は「普段と変わらない様子だった」と話した。
イザワオフィスの井澤健代表取締役社長は「今年70歳を迎えた志村にとって、本作品は人生で初の主演映画ということもあり、大きな勇気と強い意気込みで臨んでいました。それだけに、山田組の皆様にご心配とご迷惑をおかけすることになってしまい、志村も私共も、大変申し訳なく思っております。そこで此度、出演を辞退させていただくことにいたしました。作品のご成功を心よりお祈りするとともに、志村が病に勝ち、いつかまた山田組の皆様と一緒に撮影をさせていただくことを願っております」とコメントした。
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2020-03-26 11:12:04Z
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