Friday, March 27, 2020

イギリスの高級住宅街で搾取される「現代の奴隷たち」─豪華なマンションの内側で何が?(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

食事を与えられないまま長時間労働を強いられ、給料も払われず、ときには暴力を振るわれる──イギリス屈指の高級住宅街で、奴隷のような扱いを受ける家事労働者が後を断たない。彼女たちの過酷な経験と、こうした被害が生まれる社会的背景について、英紙「フィナンシャル・タイムズ」が取材した。

逃亡の末、たどり着いた場所

エリザベス・カヌデイ(仮名)は、2016年8月の最後の土曜日に逃亡した。

南フィリピンのミンダナオ島出身のカヌデイは、ロンドンの高級住宅街サウスケンジントンにある豪華なマンションで、サウジアラビア人家族のもとで家事労働者をしていた。

2年間におよぶ過重労働と不当な低賃金、食事も満足に与えられない日々に別れを告げ、彼女は人の群れの中をすり抜けて通りに出た。ビクトリア様式の高級マンションの間を歩きながら、彼女は神に助けを求めた。

「神様、あなたの民のもとへ私をお導きください」

彼女の祈りは叶えられた。3kmほど歩いた後、現在50歳のカヌデイは、ロンドン西部のある教会からフィリピンの讃美歌が流れてくるのを聞いた。

彼女はその歌をたどり、フィリピンの公用語であるタガログ語で行われていた礼拝にたどり着いた。参列者たちは彼女に座るよう伝え、コーヒーと食べ物をふるまい、優しい言葉をかけてくれた。

カヌデイは、いまでもその日の出来事を神の意志によるものだと考えている。「神様は私を、私のことを気にかけてくれる人々のもとへお導きくださったんです」と彼女は話す。

富裕層による深刻な虐待

カヌデイを受け入れたセント・ジョンズ教会は、ノッティングヒルにある有名なゴシック・リヴァイバル建築の建物で、ロンドンで唯一タガログ語で礼拝を行っている英国国教会所属の教会だ。

カヌデイが教会によって救われたことは、イギリスで横暴な雇い主から逃げ出した外国人家事労働者にとって、滅多にない幸運な出来事だった。

外国人家族に連れられてイギリスにやって来た家事労働者たちは、建前上は、イギリス国内のその他すべての労働者と同じ法的保護を受けることができる。

だが実際には、外国人家族のもとで働く家事労働者に、こうした法的保護はほとんど行き届いていていない。

家事労働者当人たちや彼女らの支援者によれば、イギリスは世界中に蔓延する労働者虐待を撲滅する最前線にいると自認しているにもかかわらず、その取り組みとは正反対の労働慣行を隠匿しているという。

虐待を受けている家事労働者を支援する団体、「ボイス・オブ・ドメスティック・ワーカーズ」の創設メンバーであるマリッサ・ベゴニアは、彼女が聞いた被害のいくつかは、レイプや暴力、飢餓状態に置くといった深刻なものだと証言している。

ベゴニアはフィリピンのマニラ出身で、彼女自身も香港でメイドとして働いていた頃、雇い主から性的嫌がらせを受けていた。彼女によると、給料の不払いや過度の長時間労働、休日や休憩、食事を与えずに働かせるといったことが、雇い主から家事労働者に対して日常的に行われているという。

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