新型コロナウイルスに感染し、入院していたコメディアンの志村けん（しむら・けん、本名・志村康徳＝しむら・やすのり）さんが２９日午後１１時１０分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。７０歳だった。告別式は近親者で行う。
東京都東村山市生まれ。１９７４年、ザ・ドリフターズの正式メンバーになった。バラエティー番組「８時だョ！全員集合」（１９６９～８５年）で「東村山音頭」を披露し一躍、人気者に。その後も、「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」「志村けんのだいじょうぶだぁ」などの番組で活躍。「変なおじさん」「バカ殿」などの名物キャラクターを生み出した。
所属事務所によると、１９日に発熱や呼吸困難の症状が表れ、自宅で静養していたが、２０日に東京都内の病院へ搬送。２３日に新型コロナウイルスの陽性と判定され、治療を続けていた。
近年は「天才！志村どうぶつ園」の司会なども務めた。３０日に始まったＮＨＫの連続テレビ小説「エール」に出演する予定だった。
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ドリフターズで長年、苦楽を共にした加藤茶さん（７７）は「ドリフの宝、日本の宝を奪ったコロナが憎いです。皆さんも身近に感じて、気を付けてくださるようお願い致します」とコメントを出した。
2020-03-30 10:10:00Z
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