令和5年8月25日
8月25日、午前9時00分から約20分間、林芳正外務大臣は、アリシア・バルセナ・イバーラ・メキシコ合衆国外務大臣(H.E. Dr. Alicia Bárcena Ibarra, Secretary of Foreign Affairs of the United Mexican States)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、バルセナ大臣の外相就任への祝意を述べるとともに、本年、日本とメキシコが、外交関係樹立135周年を迎えたことに触れつつ、価値と原則を共有する戦略的グローバル・パートナーであるメキシコとの連携を更に深化させたい旨述べました。
これに対して、バルセナ大臣から、メキシコも日本との関係を重視しており、二国間だけでなく国際場裡においても協力を強化していきたい旨述べました。 - 加えて、林大臣から、日系企業のメキシコ経済・社会への貢献の重要性を強調し、中長期的視点から投資を行う上で、法的安定性及び予見可能性が重要である点を指摘し、引き続きの協力を要請しました。
これに対して、バルセナ大臣から、多数の日系企業が投資し、重要なパートナーである日本の関心に留意し、引き続き協力していきたい旨述べました。 - また、林大臣から、我が国と基本的価値や原則を共有する中南米諸国との連携を重視しており、本年、中南米諸国9か国を訪問したことに言及しつつ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、協力を深化したい旨述べました。
これに対して、バルセナ大臣は、メキシコとしても様々な形で日本とも連携・協力していきたい旨述べました。 - 両大臣は、昨24日の弾道ミサイル技術を使用した発射を含む北朝鮮情勢やウクライナ情勢を含む喫緊の地域・国際情勢の他、CPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)について意見交換を行い、CPTPPのハイスタンダードを維持していくべく緊密に連携していくことで一致しました。また、今般開始したALPS処理水の海洋放出に関し、林大臣から、IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ日本の立場を説明し、バルセナ大臣は、日本が国際的な基準を遵守して実施していくことを信頼している旨述べました。
からの記事と詳細 ( 日・メキシコ外相電話会談|外務省 - Ministry of Foreign Affairs of Japan )
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