広島ニュースTSS
コロナ禍に生きる今、乗り越えなければならない様々な壁に直面することも少なくありません。人生の大きな門出である結婚式を3度延期しようやく叶えた新郎新婦の”ゴールイン”までの道のりを追いました。 10月下旬…。広島市内の結婚式場で晴れて、門出の時を迎えた小川尊庸さん(38)と妻・琴乃さん(27)。 1年半以上に渡る我慢と葛藤の日々を乗り越えてきました。 去年3月…。「ふたりで話し合った結果大変心苦しいのですが結婚式を延期することとなりました。キッカケは広島に(感染者が)出たというのが一番ですね。来てもらう人たちに一番の安心安全のほうががいいなと思って…」 世の中が見えない恐怖に怯える中結婚式の開催を目前にして半年先への延期という苦渋の決断をした2人…。 「延期になった分、キレイになってドレスを着たいですよね」 招待状などを手作りにこだわり、式当日を楽しみにしてきた琴乃さんは理想のドレスが着られなくなるかもしれないなどの不安も抱きながら、希望をつないでいました。 しかし…。 「どんどん感染が広がって…やっぱりダメかもしれんねって言われると…辛かったですよね」 「いつにすればいいかわからんけどいまじゃない、いまはすべきじゃないという答えしか出んかった」 2人の期待もむなしく、感染状況は悪化…。悩み抜いた末に再び見送ることにしたのです。 この時、時期については”いつか”、と明言を避けていました。 あれから1年3か月…。自宅を訪ねると夫婦の間に”新たな命”が誕生していました。 そして結婚式は…。 当初の計画よりも参加者を少し減らしデザートビュッフェや演出も変更して10月末の開催に結び付けたのです。 「恥ずかしくてしょうがなかったハハハ…」 「本当に結婚式しているんだって…こんなにたくさんの人が来てくれたんだなと思うと嬉しかった」 Qようやく笑顔になれた 「そうですね、やっとできたんだなって…」 去年3月と9月に延期後、今年8月にも3度目の延期をしていたという小川夫妻…。 「五輪が終わってコロナのワクチンが始まったくらい。それが普及したら落ち着いているだろうという願いも込めて(決めた)。元々結婚式したいなと思った理由が今まで関わった人に感謝を伝えたいなというのが一番気持ちとして強かったので、色々なことがあったけどやってよかったなとすごく思いますね」 そして周囲の支えに感謝しながら歩みだす門出…。 「これからたっくんと千縁との新しい生活が始まります。喧嘩もするとは思いますがその都度話し合いをしてより良い方向に変わっていけたらいいなと思います。見守っていてくれると嬉しいです」 苦境を乗り越え家族はまた一つ強い絆で結ばれました。
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