Friday, December 3, 2021

モグライダー「お待たせしました」ランジャタイ「ついに来ました」5組が初、M-1決勝会見(会見レポート / 写真19枚) - お笑いナタリー

モグライダー「お待たせしました」ランジャタイ「ついに来ました」5組が初、M-1決勝会見(会見レポート / 写真19枚) - お笑いナタリー

「M-1グランプリ2021」の決勝進出者発表会見が昨日12月2日に東京・NEW PIER HALLで開催され、麒麟・川島がMCを務める中、今大会のファイナリストとなったインディアンス真空ジェシカモグライダーゆにばーすロングコートダディオズワルド錦鯉ももランジャタイの9組が登壇した。

「M-1グランプリ2021」決勝進出者発表会見に登壇したモグライダー。

「M-1グランプリ2021」決勝進出者発表会見に登壇したモグライダー。

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会見に登場するインディアンス。

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26組が漫才の腕を競い合った同会場での準決勝後、審査を経て行われたこの会見。昨年のM-1で敗者復活戦を勝ち上がって決勝に進出したインディアンスは、まず田渕が「ストレートで決勝に行くのが目標だったのでうれしい。今年1年は、きむと『マジで優勝しよう』とがんばった。めちゃくちゃうれしい。ほかにいい言葉があったら教えてくださいよ!」と熱弁する。きむも「うれしいですね。優勝したいです!」と喜びを述べたが、川島が「今年ほくろを取りました」というきむの近況を報告したあと「ほくろの次はM-1を取るしかない!」とその目標まで代弁していた。

真空ジェシカ

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初の決勝進出となった真空ジェシカは、川北が小さなイルカのようなものを頭頂部から吊り下げて登壇。「準決勝に出るのも初めてだったので、そのまま決勝に行けるわけがないと思っていた」と真面目に話すが、イルカについては「さっき待ち時間にExcelをいじっていたらイルカが出てきた。消し方がわからない」とあるあるめいたことを言う。電飾のからくりが施されたマスクをも装着する川北について、川島は「私は芸歴22年。こういことする奴ほど不安なんです。いろいろ武装してくるんです」と寄り添うMCぶり。ガクは「人力舎からの決勝進出はアンタッチャブルさん以来。人力舎にトロフィーを持って帰りたい」と宣言した。

会見の様子。

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モグライダーも準決勝および決勝は初めて。芝は「お待たせしました!」と第一声を放ったあと、「ずっとみんなに応援してもらっていた自覚はあったんです。今年は真摯に向き合いまして、しっかり(ネタを)構成したので、ここまで来られたと思っています。これ以上ないくらいうれしいです」と感慨もひとしお。ともしげは「僕がモグライダーって名前つけたんですよ。そのせいで地下に潜っていた時期が長かった。地上にモグライダーが出るぞ」とコンビ名にかけてトークを繰り広げる。さらに「マセキ芸能社でナイツさん以来、誰も決勝に行ってなかった。僕が調子に乗ると面白くないのはナイツ塙さんにも芝くんにも言われている」と自分を戒めようとするが、川島からは「今夜は浮かれていいです。待望のモグライダーでございました」と優しい言葉があった。

ゆにばーす

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3回目の決勝となるゆにばーすは「M-1で優勝して芸人を辞める」と川瀬名人が公言して久しい。「また辞める機会をいただきました」という川瀬は、「ここからは運です。今までは徳を積むために予選の会場を掃除したこともありました。それでスベったので今年はフラットな運で勝負します」と独自の境地にたどり着いた様子。はらは「私も優勝したら辞めてやろうかなと思っています。これが本当の寿退社ではないでしょうか?」とステージ上にマイクを地面に置くパフォーマンスをみせる。川島は「今、引退したんですか? 山口百恵スタイル?」とはらの様子をたとえてみせ、最終的には川瀬が「自分で言っていても意味がわからないですよね」とコンビ揃っての引退宣言を笑い飛ばしていた。

ロングコートダディ

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ロングコートダディは初の決勝で、堂前が「3回目の準決勝でやっと決勝」と喜びつつ、「初の決勝進出が多すぎて、言い方は悪いけどダルいです。もっとチヤホヤされたかった。言い方は悪いけど(自分たちの決勝が)薄れるからお前ら来んな」と後輩のももに対して言いがかりをつける。それでも「すごいイベント。お笑いファンが高熱のときに見る夢」と決勝進出メンバーを誇り、兎は会見前に起きた出来事を振り返って「密着インタビューでスベりすぎたので決勝で取り返したい。がんばります!」と意気込んだ。

オズワルド

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3回目の決勝となるオズワルドは、畠中が「うれしいです。自分のことのようにうれしいです」と最初からボケてみせ、伊藤が「畠中は知り合いが多いとボケるんです。地下ライブで一緒だった芸人が多いので非常に安心している」と相方の心理を推し量る。伊藤はM-1準決勝や決勝でのネタ順に関してマヂカルラブリーやおいでやすこがのあとになることが続き「毎年グチャグチャ」と愚痴をこぼす。さらに「6年くらい前に電撃ネットワークさんのあとにネタをやったのが一番キツかった」などと嘆くと、川島が「そのツイートに電撃ネットワークさんがいいね押してましたもんね」と情報通ぶりの著しい補足を加えた。

錦鯉

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錦鯉は2年連続の決勝進出。今年50歳となった長谷川が「M-1決勝に50代が進出するのは初めてでは?」と自ら言うように、昨年49歳だった自身の最年長記録を更新する。これに渡辺からは「(男子棒高跳びの)セルゲイ・ブブカのやり方」という的確なツッコミが。「自分との戦い」という長谷川は「今回の僕のテーマは、50歳からの伸びしろ。日本を引っ張っていきたい」と胸を張り、渡辺も「去年よりうれしい。まさか50歳の相方を連れて決勝に行けるとは思っていなかった」と喜んだ。

もも

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ももの2人も初の決勝進出。2017年結成でファイナリスト9組の中では最も若手となる。まもる。は「一言だけいいですか? “反社”ではありません」と自身の見た目を逆手に取った挨拶で会場の笑いを誘うが、あやふやなトークが続くうちに川島から「成人式で調子に乗って前に出てきた人?」とのイジりが。せめる。は「自信はありましたけど、発表されるまで心臓はトクトク鳴っていました」と緊張を表現する。なお、ももの今大会のエントリーナンバーは「6」で、1桁のナンバーで決勝に進出するコンビは史上初とのこと。せめる。は「M-1に(名を)刻めたかな」と誇っていた。

エントリーナンバーの記載されたシールを突然充電するランジャタイ国崎(右)と相方・伊藤(左)。

エントリーナンバーの記載されたシールを突然充電するランジャタイ国崎(右)と相方・伊藤(左)。[拡大]

ランジャタイも初の決勝進出で、昨年の敗者復活戦を最下位で終えたのも記憶に新しい。国崎は「ついに来ましたね。ちょっと僕らの前の前のネタがももで、ネタが一字一句、丸かぶりだったんだよね?」「26組全員で一斉に準決勝に出て4分半やるって聞いていたんです。1組だったのでビックリしたね」とつかみどころのない話を続ける。さらにエントリーナンバーの記載されたシールを胸に貼っていないことを相方・伊藤に指摘されると、国崎は「充電がなくなって今、充電しています」と充電コードが付いた状態のシールを掲げ、「ヤバい、大爆笑だ! 充電3%、ワオ! ウケている!」としばらく暴走。川島に「もしかしたら決勝、8組でやるかもしれません」と突き放されていた。

会見の様子はGYAO!で生配信され、YouTubeでアーカイブ映像が楽しめる。決勝は12月19日(日)にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送。決勝最後の1枠を目指す敗者復活戦も当日実施される。出番順は今年も「笑神籤」で生放送中に抽選されることが発表された。

会見後の質疑応答

──優勝賞金1000万円使い道は?

「M-1グランプリ2021」ファイナリスト。(c)M-1グランプリ事務局

「M-1グランプリ2021」ファイナリスト。(c)M-1グランプリ事務局[拡大]

インディアンスきむ:体のほくろを全部取りたい。

インディアンス田渕:500万円ずつ分けて、自分は小銭に両替して量を増やします。

モグライダー芝:僕はこう見えて家庭があって、妻も子供もいますので……全部自分のために使います。本心を言わせてください。めちゃくちゃモテたいと思っています。

モグライダーともしげ:親とかにもあげたいと思います。お世話になった人にちょこちょこ、いっぱいバラまけたら。

ロングコートダディ兎:自分の船を買いたい。

ロングコートダディ堂前:余ったお金で小さな喫茶店を作りたい。「M'sカフェ」。漫才のMです。

錦鯉・長谷川:僕はクロムハーツを買いたい。今、流行ってるという話を聞いたので。既製品を全部集めたい。

錦鯉・渡辺:大きな虎を買いたい。それで全国回りたい。

ランジャタイ国崎:僕たちも今聞きたてなんですけど、(長谷川と)同じくクロムハーツを買いたい。

ランジャタイ伊藤:優勝パレードをしたい。

もも・まもる。:将来のために全部貯金します!

もも・せめる。:100万円ずつ、親、おばあちゃん、お兄ちゃんに。あと家庭が複雑でして、お世話になっている2人のお父さんに渡します。

オズワルド伊藤:500万円のうち100万円ずつ家族に渡して、残りはお世話になっている(ぼんち)おさむ師匠に絶対にあげようと思っています。もう一回言います。絶対あげようと思っています!

オズワルド畠中:伊藤はおさむ師匠に絶対にあげます。絶対にです。僕は「ABCお笑いグランプリ」の賞金50万円で車を買うことになったんですよ。走行距離12万kmのヴェルファイア。500万円で同じのを10台買います。

ゆにばーす川瀬名人:去年マヂラブさんが優勝したとき、僕は「あれがホンマに漫才か論争」で爆裂に炎上したので、そのときに悪口言った奴らを3000円払ってライブに呼ぶので、そいつらと徹底討論したいです。決着つけましょう。

ゆにばーす・はら:どうやったら下ネタで笑う世の中ができるのか、という研究費用に使いたいです。

真空ジェシカ・ガク:モテたいのでローラーブレードを買います。光るブレスレットも買います。人力舎のイメージをよくするために配ります。

真空ジェシカ川北:錦鯉の(渡辺)隆さんが「虎を買う」って言っていたんで、僕は小さい虎を買います。

──ランジャタイさんに質問。「M-1グランプリ」ファイナリスト発表を受けて、Twitterのトレンド1位がランジャタイになっていました。昨年の敗者復活での最下位からの大躍進について感想を。

ランジャタイ

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ランジャタイ伊藤:脳が爆発している状態です。

ランジャタイ国崎:敗者復活は、僕らのネタ中に実家で観ていた母親がチャンネルを変えたらしい。今年こそはなんとかがんばりたいです。

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2021-12-03 03:33:00Z
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