テレビ愛媛
卓越した技能を持つ「現代の名工」に愛媛県関係者として3人が選ばれました。 「現代の名工」は様々な分野での卓越した技能者を表彰するもので、今年度は全国150人の受賞者の中に愛媛県関係では3人が選ばれました。 「現代の名工」に選ばれた篠原伸明さん: 「大先輩がおりますけど、ありがたい賞をいただいて感動しております」 このうちの1人が、新居浜市の欧風レストラン「SHINOHARA」のオーナーシェフ・篠原伸明さん(53)です。 「現代の名工」に選ばれた篠原伸明さん: 「(愛媛は)山のものにしても、海のものにしても、非常にいい食材がそろっていると思いますね。特に瀬戸内海のお魚はすばらしいものがあると思います」 伝統的な技法を使いながら愛媛産食材のおいしさを見事に引き出す高級フレンチコースを完成させたほか、日本農業遺産の「愛媛・南予の柑橘農業システム」に絡んだスイーツを開発したことなどが評価されました。 このスイーツ「柑橘ティラミス」はイヨカンと甘味や酸味が異なるかんきつソース、そしてマスカルポーネチーズを重ねて盛り付け、口の中で愛媛かんきつのグラデーションが楽しめる一品です。 東京のホテルなどで腕を磨いた篠原さん、2004年には「世界料理オリンピック」に日本代表として出場して銀メダルを受賞するなど輝かしい実績を残してきました。 「現代の名工」に選ばれた篠原伸明さん: 「(フレンチは)目で楽しんで、食べて楽しんで、また(店に)行こうかなというお客さんの気持ちになって料理を作っています」 これからも愛媛の食材のおいしさを引き出す新たな調理法を探し求めます。 「現代の名工」に選ばれた越智將人さん: 「自分の自然観を庭の中に凝縮して表わせるように。『庭空間』としてとらえています」 同じく「現代の名工」に選ばれた今治市の越智將人さん(63)。 庭師として40年以上のキャリアを持つ越智さんは、特に庭造りの骨格となる「石積み」や、土や砂にセメントを混ぜ突き固めて造る「版築土塀」の施工で卓越した技術が評価されました。 木や石など自然素材を生かしながら建物と調和した庭造りが特徴で、住宅はもちろん旅館や結婚式場の庭園を手がけるなど、愛媛内外で活動しています。 「現代の名工」に選ばれた越智將人さん: 「やっぱり人間も自然の一部なので心安らげる季節の移り変わりを感じられる。大事なことだと思います」 また、近年は、愛媛県内の造園業者を対象にした講習会を開催するなど後進の育成にも取り組んでいます。 「現代の名工」に選ばれた越智將人さん: 「次世代に残せるような、もう少し高みを目指してやっていきたい」 「現代の名工」はこのほか、今治市の鬼瓦を専門に作る鬼師・渡部一馬さん(66)が選ばれています。
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