ものづくりの分野で卓越した技能を持つ「現代の名工」に、愛媛県からは今治市の「鬼瓦」を専門に作る職人など3人が選ばれました。
「現代の名工」は、優れたものづくりの技術を受け継いでいこうと、厚生労働省が毎年、全国の職人や技術者を表彰しています。
ことしは全国で150人が選ばれ、このうち愛媛県からは今治市の造園業、越智將人さん(63)、今治市の瓦職人、渡部一馬さん(66)、それに新居浜市の西洋料理調理人、篠原伸明さん(53)の3人が選ばれました。
このうち今治市の渡部さんは、県の伝統工芸「菊間瓦」の中でも鬼瓦を専門に作る職人「鬼師」として40年あまりにわたり技術を磨いてきました。
渡部さんが手がけた鬼瓦は今治市の加茂神社など多くの神社仏閣のほか、福岡県北九州市の小倉城などでも使われています。
また渡部さんは、地元の中学校や県内の大学に出向くなどして、「菊間瓦」の魅力を若い世代に伝える取り組みにも力を入れてきました。
渡部さんは「『現代の名工』に選ばれたことは仕事の励みになります。これからもお客さんに喜んでもらえるよう鬼瓦づくりを頑張っていきたいです」と話していました。
県内で「現代の名工」に選ばれた3人については、12月16日に松山市で伝達式が行われます。
からの記事と詳細 ( 現代の名工 県内からは「鬼師」職人など3人|NHK 愛媛のニュース - NHK NEWS WEB )
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