Monday, November 29, 2021

魅力度ランキング44位に対して「法的措置」発言、その後 - ITmedia

産経新聞

 群馬県を44位とした都道府県魅力度ランキングに対し「法的措置も含め検討」と発言した山本一太知事は29日、「(ランキングは)いじめの構造に近い」と述べ、改めてランキングを問題視する考えを示した。同日の県議会一般質問で明らかにした。ただ、法的措置の具体的な検討状況は明言しなかった。

 ランキングは民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)が公表。山本知事は10月12日の会見で、根拠が不明確だとして、「法的措置を含めた検討を始めた」と述べた。

photo 群馬県の山本一太知事

 この日の答弁で山本知事は、学校の人気者ランキング投票になぞらえ、「ビリとされた子が『なぜか』と怒ると、ランキングを作った方が何をマジになっているのか、ジョークで流せよと言われているのと構図が似ている」と指摘した。

 その上で、「(法的措置発言をした自身について)過剰反応はおかしい、自虐的に笑い飛ばせ」と指摘されているが、「強者の論理だ。(ビリと)言われた方の立場に立っていない。いじめはこうして始まる」と反論した。

産経新聞

 さらに山本知事は、「(県民は県に)愛着を持っている。そういう人に、地域事情を知らない人が人気投票であなたの地域が一番魅力がなかったという。それは多くの県民が不愉快に思う」と指摘した。

 強い語調で答弁した山本知事は最後に、「つい興奮してしまった」とも話し、ランキングに激怒していると相次ぎ報じられたことを気にかける一幕もあった。

 県は今年7月、ランキングの信頼性などに関する調査結果を公表し、「多角的な指標による総合的な評価が行われておらず緻密さに欠ける。魅力度を適切に示すとはいえない」と批判。山本知事も再三、疑問視する発言をしていた。

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