群馬県を44位とした都道府県魅力度ランキングに対し「法的措置も含め検討」と発言した山本一太知事は29日、「(ランキングは)いじめの構造に近い」と述べ、改めてランキングを問題視する考えを示した。同日の県議会一般質問で明らかにした。ただ、法的措置の具体的な検討状況は明言しなかった。
ランキングは民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)が公表。山本知事は10月12日の会見で、根拠が不明確だとして、「法的措置を含めた検討を始めた」と述べた。
この日の答弁で山本知事は、学校の人気者ランキング投票になぞらえ、「ビリとされた子が『なぜか』と怒ると、ランキングを作った方が何をマジになっているのか、ジョークで流せよと言われているのと構図が似ている」と指摘した。
その上で、「(法的措置発言をした自身について)過剰反応はおかしい、自虐的に笑い飛ばせ」と指摘されているが、「強者の論理だ。(ビリと)言われた方の立場に立っていない。いじめはこうして始まる」と反論した。
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