DCユニバースの世界にも現代あるべき多様性の姿を。
DCコミックが展開するスーパーヒーローシリーズ『Superman: Son of Kal-El』の主人公であるジョナサン・ケントに、同性とのロマンス展開があるとDCコミックが発表しました。
タイトルの通り、あの元祖スーパーマン=カルーエル(クラーク・ケント)を父に持つジョナサンの恋の相手となるのは、ハッキングを得意とする友人のジェイ・ナカムラ。スーパーヒーローとして地球の平和を守るだけでなく、恋愛もしてこそ青春! 来月発売の第5話にて、キスシーンを予定。ジョナサンは同性愛者でなく、バイセクシャルという設定。
誰もが自分自身を重ねられるようなヒーロー像があっていい
『Superman: Son of Kal-El』のクリエイターのTom Taylor氏は、ネタ元のIGNにこう語っています。
「10年前、5年前と比べると、今は世の中が大きくかわり、ウェルカムな雰囲気を感じています。DCユニーバースの新たなナンバーワンとなる、新しいスーパーマンを書かないかという話をいただいた時、クラークの後を同じ白人ストレート男性キャラに任せてしまっては真のチャンスを逃してしまうのではと思いました。誰だってヒーローを必要としているし、誰もが自分自身を重ねられるようなヒーロー像があっていいと、今までも僕は発言してきました。今、地球で最も強いスーパーヒーローがカミングアウトします。」
アーティストのJohn Timms氏も取材に応じ、こう語っています。
「スーパーマンであるジョナサン・ケントのカミングアウトはとても大きなことです。誕生からその成長を見まもってきた我々としては、複雑な現代社会の中で、これからジョナサンが人間としてだけでなく、世界的なスーパーヒーローとしてどう成長し、どう自分を見つけていくのかが楽しみです。一方で、将来的にはこういうこと(カミングアウト)が一大事でなくなることに期待してもいます。世界で最も強い男がLGBTコミュニティの一員であることで、世界がどう変わっていくのかを見届けたいです。」
Today is the final order cutoff for #Superman: Son of Kal-El #5 (You may have heard of that one) and our final issue of #Batman: The Detective.
— Tom Taylor (@TomTaylorMade) October 17, 2021
Talk to your local comic shop if you'd like either. @johntimmsart#AndyKubert@bdanderson13@inkmonkeyhope@Ben_Abernathy@MichaelCottonpic.twitter.com/08umKqcGkY
今年8月、ティム・ドレイク(『バットマン』の3代目ロビン)もバイセクシャルであることをカミングアウトしており、DCユニバースの世界でもLGBTQ+コミュニティの動きは盛んです。DCなど大きな影響を与える出版社にとって、多様性ある作品づくりは非常に重要な課題。主要キャラが、カミングアウトという経験をすることで、読者からの共感を呼ぶとともに、現代のストーリーとして厚みを持たせることができますから。
ジョナサンとジェイの注目のキスシーンは、11月9日発売の『Superman: Son of Kal-El』第5話で。また同シリーズはAmazon.co.jpでKindle版の取り扱いがあります。
Source: IGN
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