
テレビ朝日の玉川徹氏が10日、コメンテーターを務める同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)にリモート生出演した。 番組では、国会で約2年ぶりに行われた党首討論を報じた。 菅義偉首相は、新型コロナウイルスのワクチン接種について「今年の10月から11月にかけて、必要な国民については全てを終えることを実現したい」と表明した。また、五輪開催に関し「国民の命と安全を守るのが私の責務だ。守れなくなったら開かないのは当然だ」と説明した。 一方で立憲民主党の枝野幸男代表との討論で、枝野氏から「開催を契機とした国内の感染拡大」のリスクがある中で開催の前提とする「国民の命と健康を守ること」の意味を問われた場面で、1964年の東京五輪の女子バレーの東洋の魔女、柔道のアントン・ヘーシンクらを見た思い出話を披露するなど議論がかみ合わなかった。 玉川氏は、党首討論で菅首相の発言に「やっぱり疑問に対して正面から答えないんだなというのが第一印象ですね」と指摘した。 その上で「例えば共産党の志位さんも言ってましたけど、尾身会長なんかもオリンピックを開催すれば感染のリスクは、上がることはあっても下がることはないということなんですね」とし「感染者が増えれば重症者や死者が増えることにつながるっていうのは我々、誰でも分かっていることなんです。でも、リスクが上がるっていうことがあっても、それでもオリンピックをやらなければいけない理由って何だって僕も聞きたかったんです」と明かした。 続けて「それに対してどうお答えになるかと思ったら、思い出でしょ?思い出は東京でオリンピックをやらなくたって、日本人はどこの大会だってオリンピックに参加していろんな思い出を与えてくれるわけですね。思い出を語るのはいいんだけど、語ったからといって東京で今やる理由にはならないんじゃないかなと思うんです」と指摘した。 さらに「正面からちゃんと答えて欲しかった。理由はおありになるはず。そこまでしてやりたい理由があるはずなんです、それを真摯(しんし)に正面から答えて欲しいと思います。この後でもいいから。それでリスクが上がるんじゃないかなと思っている人たちに届けて欲しい、その言葉を」と願っていた。
報知新聞社
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