Wednesday, June 30, 2021

結婚式のプランニング 土田さん全国大会へ – Nagano Nippo Web - 長野日報


「グッドウエディングアワード2021」の最終審査対象に選ばれた土田たか志さん

駒ケ根市の駒ケ根高原にある結婚式場「古民家ウエディング音の葉」所属のウエディングプランナー、土田たか志さん(41)は結婚式のプランニングコンテスト「グッドウエディングアワード2021」(リクルートブライダル総研主催)で最終審査会に進む8人に選ばれた。この1年に実施した結婚式の中から優れたプランニングの事例を表彰するもので、土田さんは応募総数515件の中から県内唯一のファイナリストに選出。東京都内で6日に行われる最終審査会に臨む。

土田さんは群馬県出身。プランナーとして通算9年間、駒ケ根高原での結婚式に携わってきた。昨年3月以降は新型コロナウイルスの影響で「思い描いた通りの結婚式の実現が難しい状況」という。そんな状況下で実施した印象深い結婚式を取り上げ、初めてコンテストに挑んだ。

土田さんの発表のテーマは「紡ぐ」。昨年9月に挙式した上伊那出身で東京都在住のカップルにスポットを当てた。コロナ禍で都内での挙式を断念した2人は故郷で家族だけの結婚式を開くことに。新郎新婦からは「感謝を伝え、絆を深める式にしたい」との要望があり、参列者が思いをしたためた手紙を一人ずつ朗読して新郎新婦につなぐセレモニー「紡文(ほうぶん)の儀」を企画した。「コロナで互いに関係性が分断する中、信頼の大切さを表現できた」と式を振り返る。

1次審査では同セレモニーを実施した背景を文章などで紹介。書類選考を経てファイナリストに選ばれた。最終審査では映像や写真、資料などを用いた10分間のプレゼンテーションに臨む。

駒ケ根高原には「会社や会場の垣根を越えて助け合う結婚式の文化がある」と指摘する土田さん。自身も地域でブライダルに関わる仲間に支えられてきた経過があり、新郎新婦の両親が贈った「どんなことがあっても2人の味方」という言葉に思いを重ねる。コンテストを通じて駒ケ根高原の魅力も紹介し「結婚式の良さを伝え、文化を守ることにつながれば」と期待している。

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