Wednesday, June 9, 2021

MF大久保智明「相手の矢印に対して逆に行く」 決勝アシスト生んだ圧巻ドリブルの秘密明かす - スポーツ報知

◆天皇杯2回戦▽浦和1―0富山(9日・浦和駒場)

 浦和は中大卒ルーキーMF大久保智明が決勝点をアシストする活躍を見せ、J3富山を1―0で下した。

 格下相手になかなかゴールを奪いきれなかった均衡を破る決勝点は、背番号21の切れ味鋭いドリブルから生まれた。

 0―0の後半35分、大久保はカウンターから左サイドをドリブルで持ち運び、左足でクロスを供給。FWユンカーの決勝ゴールをアシストした。「チームのために走って戦うことを意識した。それが最終的に自分の良さが出ると思う」と充実の表情。デンマーク人助っ人も「トモからいいアシストがあった。非常にいいチームゴールだった」と感謝しきりだった。

 独特なボール運びで相手を切り裂いた。大久保はタッチライン際で加速し、スライディングで止めにきた相手にちょこんと当てたボールが再び自身の足元に吸い寄せられ、さらにドリブルで前進した。過去の試合でも数回見せてきた突破法で、独特な言い回しでその“秘密”を明かした。

 「意識してるのは、相手の矢印に対して逆に行くこと。ギリギリ取られる可能性もあるけど、抜いた時は抜ききれる。ちょっとゴチャっとなるけど、しっかり矢印を変えて相手の逆に行けてる。そういうドリブルが多い。ボールさえ抜ければ、体は勝手についていく感覚がある。まずはボールをしっかりかきだすというか、抜ききる位置にボールを持っていくことを意識している」

 プロデビューした3月2日のルヴァン杯・横浜C戦以来、約3か月ぶりのスタメン出場。「1つ成長できる機会になると思ってたので、結果を意識して入った」という一戦で、決勝点アシストという大きすぎる「結果」を残した。

 それでも「以前よりドリブルでいける機会は増えたけど、最後の精度は課題。自分も点を決めたりアシストをもっとできる場面もあった」と反省。主戦場の2列目はMF関根、田中、小泉、汰木、明本、武田、武藤らライバルが多いが「今日の試合をきっかけにチームに貢献できるように、メンバー入りしていい競争にできるようになれたら」と序列を上げていく決意を語った。

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