Monday, February 1, 2021

つなぐのは過去と現代。話題沸騰のコレクションに、早くも第2弾がお目見え | メンズファッションマガジン TASCLAP - TASCLAP

オランダ・アムステルダムを拠点に、先鋭的なデニムコレクションを世界に向けて打ち出す『ジースターロゥ』。TASCLAP世代にはジーンズの定番として馴染み深い存在ですが、同ブランドといえば昨年秋に発表したエクスクルーシブ・コレクションがシーンで大きな話題となったことも記憶に新しいことでしょう。そしてこのたび、早くも第2弾が日本で先行発売となり、またもや注目を浴びています。このコレクションは、通常ラインとは違ったアプローチで展開される『ジースターロゥ』としても特別なもの。そのデザインは本社倉庫に眠る3万点以上のヴィンテージアーカイブが着想源となっています。そこに現代の技術や素材を落とし込み、無二のプロダクトへ昇華。過去と現代のクロスオーバーから生まれる品々が放つ存在感は、まさしく圧巻の一言です。デザイナーは第1弾に引き続き、メンズはレオ・ブランコヴィッチ氏、レディースはマーリー・ナイセン氏が担当。前回と同様“価格のリミットなし”という中で製作された、珠玉のアイテムをご紹介しましょう。

まずは直近でお世話になりそうなトップス群から。スポーティな「E ベスト 2in1」は、ジャケット&キルティングベストによるレイヤリング構造。ベスト内にジャケットを収納できる作りのため、多彩な場面で活躍します。ジャケット袖&背面上部にタブが付属し、フードを固定したり袖を短くしたりと、自分好みに味付けが可能な点も◎です。続いてクリーンなミリタリー感漂う「GSRR 2in1 マックコート」は、その名の通りオーバーコートとインナーコートによる2in1仕様が特徴的です。3Dポケット付きのアウターコートには国産デニム、インナーコートにはリネンを使用し、それぞれ単独着用にも対応。どちらも着るほど味が深まる素材ゆえ、経年変化を楽しむには適役でしょう。そして、クラシカルな無地スウェットに高鮮度な意匠をMIXした「Eグラフィック セーター」も見逃せない逸品。袖に配したグラフィックやポケット口の鮮烈なイエロータグが、装いの好アクセントとなってくれます。

もちろん、ボトムスも秀作揃いです。「GSRR グリップ 3D リラックスド テーパード ジーンズ」はフロントレッグ部分に配置されたプリントパネルが実に斬新。膝内側の水平シームによって人間工学的なシェイプを作り上げるなど、シルエットへのこだわりも光ります。また、日本製の高品質セルビッチデニムによる奥深い風合いも魅力的な要素。一方の「E 5620 3D オリジナル リラックスド アジャスタージーンズ」は、環境に配慮したオーガニックコットンを素材に抜擢。足首とふくらはぎに位置するタブを使うことで、シルエットの変化を自在に楽しめるのもユニークです。

古き良きヴィンテージデザインと最先端のテクニックを調和させたエクスクルーシブ・コレクションの第2弾は、すでに『ジースターロゥ』の公式オンラインストアで販売中。着こなしパターンが“お決まり”になりがちな冬コーデにおいて、革新的なアイテムの数々は最高のスパイスとなるはずです。プライス以上の価値を持つ傑作群を、ぜひご賞味あれ!

Text_Satoshi Yamasaki

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