主演舞台『エレファント・マン』(世田谷パブリックシアター・東京グローブ座)のジョン・メリック役での演技が評価され、杉村春子賞と優秀男優賞のW受賞。昨年度の受賞者である菅田将暉からブロンズ像を渡された小瀧は「このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。胸も自分自身もいっぱいいっぱいとなっております」とジョークも交えながら感慨を語る。
オファーは1年前で「まさか、このような素晴らしい舞台に立てるとは思っておらず、本当に胸がいっぱいです。僕自身、5年ぶりの舞台で始まる前から不安と緊張でいっぱいでしたが、演出の森新太郎さんをはじめとするスタッフの皆様、そしてキャストの皆様に支えられ、助けられ、導かれ、走り抜くことができました」と感謝した。
演じたのはエレファント・マンと呼ばれ、見世物小屋にいるジョン・メリックという役どころ。「この『エレファント・マン』という歴史的な作品は、僕の人生においてかけがえのない財産になると思っていました。それぐらい美しく、はかなく、切なく、悲しくもあり、愛にあふれている作品でした」と述懐。「俳優として、ジョン・メリックを演じられたこと、そしてこの作品に出会えたことに、とても感謝しております。この作品に関わった全ての方に感謝したいと思います。本当にありがとうございました」とスピーチを結んでいた。
読売演劇大賞は、演劇文化の振興のために1992年に創設。選考委員のノミネート、投票委員の投票という2段階を経て、作品、男優、女優、演出家、スタッフの5部門の年間最優秀賞を決定する。このほか、新人を顕彰する杉村春子賞や、長年の功績や優れた企画を顕彰する芸術栄誉賞が設けられている。
大賞・最優秀女優賞には『殺意 ストリップショウ』(世田谷パブリックシアター)、『真夏の夜の夢』(東京芸術劇場)の鈴木杏、最優秀作品賞には『リチャード二世』(新国立劇場)、最優秀男優賞には『十二人の怒れる男』(Bunkamura)、『23階の笑い』(シス・カンパニー)の山崎一が受賞。
小瀧のほか優秀男優賞は大谷亮介(『ALL My Sons』)、片岡仁左衛門(『彦山権限誓助剣−毛谷村ー』)、城田優(『NINE』)、優秀女優賞は安蘭けい(『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』)、池谷のぶえ(『獣道一直線!!!』)、神野三鈴(『ALL My Sons』)、那須佐代子(『ミセス・クライン』、『リチャード二世』)となっている。
2021-02-25 12:19:42Z
https://news.google.com/__i/rss/rd/articles/CBMiK2h0dHBzOi8vd3d3Lm9yaWNvbi5jby5qcC9uZXdzLzIxODU0NTMvZnVsbC_SASpodHRwczovL3d3dy5vcmljb24uY28uanAvbmV3cy8yMTg1NDUzL2FtcC8?oc=5
0 Comments:
Post a Comment