新型コロナウイルスの感染拡大で大人数が集まるイベントを見合わせる動きが広がる中、招待客がオンラインで遠隔地からでも参列できる結婚式を実施する取り組みが広がっている。新郎新婦からは「コロナ禍の中、周りの批判を気にせずにできた」と喜びの声が上がっている。
千葉市美浜区の結婚式場「グランサウスオーシャンズ海浜幕張」では、昨年三月以降に式の延期が相次ぎ、挙式数が例年の半分以下に。だが、「高齢の親族のためになるべく早く式を挙げたい」という新郎新婦もいて、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用した挙式のサービスを同五月に始めた。
招待客には、会場を訪れるか自宅などからリモートで参加するかを選んでもらう。リモート参加者には、事前に式場で提供する料理を冷凍して真空パックに詰めて宅配しておくなど臨場感を演出。
披露宴では、新郎新婦へのお祝いの言葉を伝えたり、余興を披露したりと、画面越しに会場を盛り上げることもできる。「指輪交換の様子など、会場では見づらい場面をアップでしっかり見ることができた」と好評だという。
同式場の南海亮介代表(43)は「リモートであれば、入院中の親戚や遠方にいる知人も交通費をかけずに参加できる。コロナ後も、新しい結婚式の形として続けられれば」と話した。 (鈴木みのり)
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