中国は少数民族のイスラム教徒を不当に扱っているとの非難に対して反論し、内政に干渉する手段として人権を利用していると他国を批判した。
王毅外相は22日、国連人権理事会に対し「新疆ではいわゆるジェノサイド(民族大量虐殺)や強制労働、宗教的弾圧は一度も行われたことはない」とビデオ録画で主張。「そのようなあおり立てるような非難は、無知と偏見から生まれたものだ」と述べた。
中国はウイグル族の分離主義や宗教的な過激派と闘っていると説明するが、国連の報告によると、数万人から「100万人以上」のウイグル族が強制収容所で拘束されている。
王氏は新疆で過激主義をなくす措置は国内法と国連の対テロ戦略にのっとって行われているとし、その結果、新疆の人々は「安全で幸福な生活」を送っていると語った。
一方、他国の同理事会出席者は新疆での行為について中国を批判した。英国のラーブ外相は「新疆の状況は常軌を逸している」と発言。「拷問や強制労働、女性への不妊手術強制など報告された虐待は度を越しており、広範囲に行われている」と指摘した。
ドイツのマース外相も、世界人権宣言に基づけば「新疆のウイグル族のような少数民族を恣意(しい)的に拘束する余地はない」と述べ、他国のサプライヤーが人権を侵害している場合、そのサプライヤーを使っている企業に対し、ドイツは他国と共に処罰に動くと言明した。
原題:
China Denies Uighur Abuse Claims as International Pressure Grows(抜粋)
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