イングランド銀行(英中央銀行)の金融政策委員会(MPC)メンバーでチーフエコノミストのアンディー・ホールデン氏は、英国のインフレが予想以上に加速するリスクを指摘、消費者物価の上昇抑制に対して過度の油断は禁物だと警戒感を示した。
ホールデン氏は26日に公表された講演で「インフレがより抑制困難であることを示す具体的なリスクがあると考えている。金融政策当局者は現在金融市場で想定されている以上に断固とした行動を取る必要がある」と述べた。
新型コロナウイルス禍が経済に長期的な傷跡を残す可能性を指摘する他の英中銀当局者に比べ、ホールデン氏の発言内容はよりタカ派的なトーンだった。同氏は景気回復見通しについてMPCメンバーの中で最も楽観的な一人とされている。
ホールデン氏は新型コロナワクチンの接種拡大や経済活動がある程度正常化するのに伴い、インフレが安定的な状態に戻る、あるいはディスインフレの力が戻る可能性を認めた。それでもリスクは均衡よりむしろ上振れ方向だと判断していると明らかにした。
原題: BOE’s Haldane Sees Risk of Central Bank Complacency on Inflation(抜粋)
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