子どもが学校から帰ってきたときに元気がなかったら、「そういうときもあるよね」と気持ちに寄り添い、話を聴いてあげることがいちばんの励まし。でも、難しいのは思春期。ふだんから口もきいてくれなくなった子どもが元気のないとき、大人からはどう声をかけたらいいでしょうか? 法政大学人文科学研究科の渡辺弥生先生にお話を伺いました。
思春期の子どもは自分のことで頭がいっぱい
思春期の子どもは、大人に対していつも不満があって、何に対しても反抗的な態度ばかりを示すように見えるかもしれません。たしかに保護者に対しての不満もあるのかもしれないけれど、それよりも自分自身が抱えているものが多すぎて、自分で自分の気持ちがまとめられないでいる、そんな時期なのです。 もしかしたら、親に気をつかって、「お母さんは私のこと心配だろうけど、大丈夫だから」と冷静に言える子もいるかもしれませんが、それはそれでちょっと心配なことかもしれません。 思春期の子どもは自分のことで手いっぱい、自己中心的に生きています。これは、もっと小さいころの、自分の立場からしか物事が考えられないということとは違います。たとえば、ほんのちょっとニキビができただけで、外に出たらみんな自分のニキビに注目しているように思えて仕方ありません。心理学では、この自分を見ている「みんな」は、「想像上の観衆」という言葉で表され、みんなが自分を見ている気がする、という勘違いの自意識過剰が、この時期特有の自己中心性をつくっていきます。 さらに、「個人的寓話」という用語で説明されますが、世界の中心に自分がいるような捉え方をしてしまう傾向があります。自分が経験していることは独自のものと思い込んで、客観視ができません。たとえば片思いをしていたとすると、自分は世界中の誰も経験したことのないほど悲しい片思いをしている、という気持ちに浸ったりしてしまう傾向です。 そこに、もしも大人が心配そうにごちゃごちゃ言ってきたり、逆に冷静に語られすぎたりすると、つい頭にくる、という状況になりがちなのです。
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July 03, 2020 at 08:20AM
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反抗期の子どもには、どう声をかけたらいいの? 実は聴いているからこその「伝え方」(ベネッセ 教育情報サイト) - Yahoo!ニュース
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