
加賀谷直人
ユネスコの世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡(秋田県北秋田市)で12日、「縄文ウエディング」があった。観光の誘客を目的にした遺跡活用の体験型イベント実証事業の一つで、公募で選ばれた地元のカップルが遺跡前で愛を誓った。
観光資源の活用による地域活性化を目指す「やってみよう!北秋田 北秋田地域素材活用推進協議会」が企画。遺跡のPR事業への協力などを条件に挙式するカップルを募集し、北秋田市在住の岩崎一弘さんと秋葉一枝さんが選ばれた。当初は5日の予定だったが悪天候で延期になっていた。
岩崎さんは東京、秋葉さんは千葉の出身で、観光関係の前の職場で知り合った。岩崎さんは観光バスの運転手、秋葉さんは東京駅の観光バス乗り場の案内を担当。話す機会があり、旅行やスーパーカーなど趣味が一致し、交際を深めた。
2人はコロナ禍を機に生き方を再考し、転職と移住を決意、インターネットで情報を集めた。岩崎さんは昨年11月、秋葉さんは今年5月に豊かな自然が魅力だった北秋田市に移り住んだ。岩崎さんは秋田内陸縦貫鉄道に入社し運転士を目指している。世界文化遺産前での結婚式企画を知り、貴重な体験と思い出になると応募した。
2人はストーンサークルを背に式場に進んだ。会社の同僚らの前で結婚の誓いをする人前式を終えた2人は「個人ではやりたくてもできない場所で式ができ、みなさんの協力に感謝したい」と喜びをかみしめた。
協議会は今後、遺跡前でのヨガ教室、星空観察会なども計画している。吉田裕幸副会長は「遺跡の活用は課題。保全と活用を共存させながら様々な事業にチャレンジしたい」と話した。(加賀谷直人)
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