Monday, August 16, 2021

任天堂が今はなき海賊版ROMサイト「RomUniverse」に対し、任天堂製ゲームの海賊版すべてを破棄するよう要求 サイトの活動差し止めも裁判にて認められる - IGN Japan

カリフォルニア連邦裁判所からウェブサイト「RomUniverse」に対して、任天堂のゲームの海賊版を全て破棄するよう命令が下されただけでなく、同サイトが再びネット上に戻ってくることがないよう差し止めを命じられた。

TorrentFreakの報道によると、著作権および商標権を侵害し損害を負わせたとする、海賊版ROMサイト「RomUniverse」を相手取った裁判において、これら新たな命令によって任天堂の勝訴が確定したようだ。この裁判では、当初「RomUniverse」に対して、任天堂に210万ドル(約2億3000万円)の損害賠償を支払うよう命じられていたが、さらに処罰が厳しくなった形だ。

2021年5月には、裁判所が「RomUniverse」の運営者Matthew Stormanに対して略式判決を下していたが、同サイトの活動を禁じるよう任天堂が求めた永久的差止の訴えは退けられていた。その理由のひとつとして、Stormanが同サイトを取り下げた事実が関係し、裁判所は今後の権利侵害が生じえないものと判断していた。

しかしながら、Stormanが同サイト復活の可能性を示唆したことが決め手となり、任天堂は再審議を要求したのだった。

「原告に著作権のあるゲームを含むサイトを、被告が再開する可能性を表明したという証拠によって、被告が今後も継続して権利侵害を行う可能性が示された。したがって、原告の著作権侵害に対する差し止め命令は正当なものであり、原告の回復不可能な損害が証明された」裁判所はこう述べた。

今回の差止命令によって、「RomUniverse」の運営者には「正式に許可されていない任天堂のゲームの複製、配布、販売、さらにはプレイも禁止」される。また、「誤解を招くような」方法での、任天堂の商標、ロゴ、名称の使用も禁じられる。

最後に、裁判官Consuelo B. MarshallはStormanに対し、2021年8月17日までに全ての任天堂製ゲームの海賊版の破棄を命じた。

「2021年8月17日までに被告は、許可を受けていない任天堂製ゲームおよび任天堂の知的財産を含むその他の映画、書籍、音楽を永久的に破棄するものとする。また、被告は偽証罪の罰則において、2021年8月20日までにこれらの条件を遵守するとの宣言を提出するものとする」と裁判所は伝えた。

任天堂は他にもこうした海賊版ROM配信サイトを停止させるよう注力しており、以前に2つのサイトを相手取り1200万ドル(約13億円)で和解に達していたこともあった。

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