Sunday, June 6, 2021

まさに現代のエコスポーツ!? パワフルさと燃費を両立した最新エンジン&HV 5選 - ベストカーWeb


 パワフルで燃費も悪くなくてハンドリングが良く、しかも乗り心地が良い。そんなクルマあるのか!? と、言いたくなるのは数十年前の話。

 パワフルでハンドリングが良いクルマは数十年前にもあった。さらに乗り心地が良いクルマは10年前にも出てきた。ただ、さらに燃費となるとなかなかなかったのだ。

 しかし現在にはいるわいるわ! そんな燃費も良く、パワフルなモデルをリストアップしながらそんなクルマの話をしようと思うのだ。

文/松田秀士
写真/編集部、TOYOTA、NISSAN

【画像ギャラリー】本稿で紹介した魅力的なエンジン&HV車5台の内外装をチェック!!


1.6ターボで272psを発揮!! GRヤリス

トヨタGRヤリス/1.6L直列3気筒ターボエンジン(最高出力272ps・最高トルク370Nm)/WLTCモード燃費:13.6km/L

 GRヤリスの1.6ターボ(13.6km/L)は、(エンジンそのものの)燃費こそイマイチだけどパワーがスゴイ。1.6L直列3気筒は272ps/370Nm。軽量化&剛性アップを徹底的に施されたスポーツモデルだけに車両重量は1280㎏と超軽量。これが高燃費の主要因。

 つまりエンジンそのものの燃費が良いとは言い難い。がしかし、軽いということは善。社会を幸せにする。人もクルマもダイエットが世の中にベネフィットをもたらす。GRヤリスのハンドリングはいまさら言うまでもない。そして乗り心地がホントに良い。

 これはラリーを目指して開発されたクルマだけにサスペンションストロークをしっかりとるように考えられているから。

 ストロークに余裕があるから、路面の凸凹を吸収する領域とコーナリングで踏ん張る領域の二律背反をしっかり選別している。ストローク初期を必要以上に硬くする必要がないので、これがハンドリング初期の過敏すぎない応答として感じる。

 それでいて素早いステアリングスピードにストロークがオーバーシュートすることなく安定。かといって遅めのステアリングスピードにもサスペンションの動きをリアルに感じ取りながらバンプストッピングラバーを潰す領域までしっかり攻め込めるのだ。

 また、ボディの剛性アップがしっかり出来上がっているからキャビン内の二次振動が少なく静粛性も高いのだ。

出力300ps超で燃費も20km/L超!! RAV4 PHV

トヨタRAV4 PHV/2.5L直列4気筒+E-Fourシステム(システム最高出力306ps)/WLTCモード燃費:22.2km/L

 RAV4 PHVはエンジンと前後モーターを合わせたシステム総合出力は306ps。車両重量は1900kgと重い。それなのにハイブリッドモードの燃費は22.2km/Lと高燃費。これにはPHVのバッテリーだけで走るEVモードでの95kmを入れていない。

 つまりハイブリッドだけでこれだけの燃費を稼ぎ出し、しかも306psのダッシュ力の気持ち良さはスバラシイ。PHVゆえにバッテリーから大きな電力を得られるからRAV4ハイブリッドとは一味も二味も異なるモーターパワーが得られるのだ。

 18.1kWhというPHVにしてはかなり大きなバッテリーを床下に。この重さも手伝い低重心なハンドリングはSUVの中でも突出している。

 SUVゆえの車体高を感じさせないロールフィールは程よく制御されていて安心感が高い。オフロード走行もしっかりと念頭に入れ開発されたサスペンションは乗り心地も損なわず、しかもラダーフレームか?と思わせるほど室内静粛性も高い。

次ページは : リアモーターも強力!! ノートe-POWER 4WD

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