香取市扇島の水郷佐原あやめパーク(池田清則園長)で5日、花婿と花嫁が手こぎの和船「さっぱ舟」に乗って晴れ姿をお披露目する「嫁入り舟」が行われた。来園者は、紋付きはかま姿の新郎と白無垢(むく)に身を包んだ新婦に「お幸せに」と祝福の声を掛け、若き2人の人生の門出を祝った。
同パークがある北佐原・新島地区は、かつて船が主要な交通手段だった水郷地帯だった。嫁入り舟は、花嫁を嫁ぎ先に送り届けるために行われていた風習。同パークの前身、水郷佐原水生植物園が1995年に再現を始めた。開催中の「あやめ祭り」(27日まで)の関連イベントの一つ。
この日、結婚式を挙げたのは埼玉県鴻巣市の佐藤錬さん(25)と千尋さん(25)。女船頭が操るさっぱ舟でゆっくりと園内の水路を巡り、「結(ゆい)の島」で香取神宮の神職による挙式を行った。
昔ながらの水郷風景を楽しんだ錬さんは「今までに見たことのない景色だった。忘れられない一日になった」と感激。妻の千尋さんは「たくさんの方におめでとうと言ってもらえてうれしかった。笑顔が絶えない家庭をつくりたい」と晴れやかな笑顔で話した。
同パークでは12、20日も午前10時半から嫁入り舟が行われる。5日現在、ハナショウブは七分咲き。
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