トレンドを発信する一方で次々登場するコンテンツを誰より早くキャッチするのは、いつの時代も若者である。そして音楽はいつだって彼らの文化の中心にあった。 しかし今、この「当たり前」が崩れつつあるようだ。音楽に取って代わって若者を象徴する文化となっているのは、テレビゲームなのだという。
政治にも関わるゲーム
「テレビゲームがメインストリームの仲間入りを果たしたのは2020年だ」とは言えないだろう。 テレビゲームはここ数十年もの間、すでにメインストリームだったのだから。 しかしポップカルチャーにおいて、テレビゲームはこれまで以上に中心的存在となった。 これは、コロナ禍で数々のイベントがキャンセルされるなか、マーケティング担当者が必死になって市場開拓した結果とも言えるかもしれない。実際、コーチェラ・フェスティバル(アメリカで開催されている野外音楽イベント)は開催されなかったが「どうぶつの森」は通常通りプレイされ続けたのだ。 また政治家たちは「投票をより魅力的に見せる」ことを目的に、若い有権者にアピールすべくテレビゲームに注目した(註:ジョー・バイデンとカマラ・ハリスは選挙本部をゲーム上に設置し、アレクサンドリア・オカシオ・コルテスは「アマング・アス」をプレイする自分の姿を配信した)。 音楽の場では長いあいだ、若く、流行に敏感に見られようとする年配政治家たちの姿が見られたものだ。それが最近では、テレビゲームをプレイすることによって若く格好よく見せようとしているわけである。 このトレンドに外出自粛令が一役買ったことは確かだろう。だがパンデミックの間に発生した数々のトレンドと同じく、コロナ禍そのものがテレビゲームの人気に拍車をかけたわけではない。 若者の間ではロックダウンのずっと前から、テレビゲームこそ最も人気のある娯楽として君臨していたのだ。 関連記事: 【動画あり】メイクも政治だ─オカシオ・コルテス議員が真っ赤な口紅をする理由って?
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