正体不明の歌い手「ウォルピスカーター」の魅力とは?
ウォルピスカーターとはニコニコ動画やYouTubeで話題の、人気男性シンガーです。アーティスト名の「ウォルピスカーター」はカルピスウォーターのアナグラムだという情報もあります。
本名は非公開ですが、1994年8月14日生まれであることや神奈川県川崎市の生まれであることなどが分かっています。
高音域が特徴的な歌声をしており、自身も「高音域で世界一の男子になる」とコメントをしていました。
彼が音楽活動をはじめたのは高校生時代、軽音楽部を引退した後です。
実はその当時は、今のように高音域が出た訳ではありませんでした。
活動していく中で声帯の筋肉が発達したのか、経験と養った感覚もあり、高い声が出るようになったと語っています。
彼が「高音系男子」として世間に知られたきっかけの一つとなったのは、Orangestar(蜜柑星P)というボーカロイド曲『アスノヨゾラ哨戒班』をカバーしたことでした。
動画配信サイト「ニコニコ動画」にUPした『アスノヨゾラ哨戒班』の「歌ってみた動画」は、早々に1000万回再生を超えています。
はじめに「ニコニコ動画」にカバー動画を投稿したのが2012年10月10日でした。
動画をUPしはじめて実に2年10か月ほどの2015年8月頃、ようやく世間の人々が才能あふれる彼の存在を知ることができたのです。
彼の名前はその類まれなる実力と才能とともに知れ渡り、2017年、2019年のワンマンライブのチケットも即日完売しています。
ウォルピスカーターは顔だしNG
ウォルピスカーターは活動の際に顔だしをしていません。
現在はライブも勢力的に行っていますが、活動初期はライブすらもNGだった程でした。
友人の動画配信者からカウントダウンライブのオファーを受けた時から、ライブもするようになったようです。
ウォルピスカーターのツイッターに以前「顔が見たい!」と、ファンからのコメントがありました。
その時にウォルピスは「ネットで叩かれたくない」から顔だしはしないと、はっきり答えているそうです。
ネット上には素顔の写真は全くありません。
ライブの際の写真は公開されていますが、ほとんど後ろ姿などで、素顔はやはり公開されていないようです。
メディア出演の際の写真や自撮り写真なども、顔を隠したものしかありませんでした。
しかしライブや握手会の際にはファンに素顔を見せているようです。
ウォルピスカーターでおすすめの楽曲3選
ウォルピスカーターの魅力を知るには、彼の歌声を聴くのが一番よいでしょう。今までアルバムやシングルをリリースしてきた彼が歌う曲の中でも、彼ををよく知るファンがイチオシするものを厳選して3曲紹介します。
「泥中に咲く」
▲ウォルピスカーター MV 『泥中に咲く』ウォルピスカーターのオリジナル曲である『泥中に咲く』は、2018年12月30日にネットで動画が公開されました。
作詞作曲は、ボカロ楽曲専門のレーベルKARENTに所属している針原翼(ハリーP)が手掛けています。
ウォルピスの楽曲の中でもかなり人気があり、動画も1年で1000万回の再生数を誇りました。
PVはアニメーションになっており、日常会話であまり使わないような漢字なども出てくる、歌詞の世界観によくマッチした映像になっています。
2018年12月26日にリリースされた、彼の3枚目のアルバム『これからもウォルピス社の提供でお送りします。』にも収録されている1曲です。
「1%」
▲ウォルピスカーター MV 『1%』2019年3月13日に動画が初公開されました『1%』は、ウォルピスカーターのオリジナル楽曲です。
作詞作曲はボーカロイド「初音ミク」でオリジナル曲をネットに投稿しデビューした、はるまきごはんが手掛けました。
アニメ「不機嫌なモノノケ庵 續」のエンディングテーマにも起用されています。
動画公開後2019年3月20日に『アノヒノアノウタ』『僕らのミッシングリンク』『1% -Instrumental-』とともにリリースもされました。
音源はiTunesやAmazon、レコチョクなどの音楽配信サイトでも入手可能です。
キャッチーなメロディが心地よい1曲で、PVもファンシーでポップな印象になっています。
PVの映像がくるくると回転しているのは、アニメ「不機嫌なモノノケ庵 續」のエンディング映像と同様のようです。
「晴天前夜」
▲ウォルピスカーター MV「晴天前夜」2017年1月11日に動画公開された、ウォルピスカーターのオリジナル楽曲です。
2017年2月22日にリリースされたセカンドアルバム『ウォルピス社の提供でお送りしました。』に収録されています。
作詞作曲は『泥中に咲く』同様KARENT所属の針原翼(ハリーP)で、突き刺さる歌詞に定評がある1曲です。PVも途中まで黒をバックに、歌詞が流れてくる映像になっています。
曲の始まりは哀しみに溢れた震えるような歌声ですが、サビに入ると感情が爆発したように、叫ぶような歌唱に変わって聴こえます。想いを感じる歌声に、涙したファンが多数存在している名曲となりました。
ウォルピスカーターの今後に注目!
ウォルピスカーターは現代のインターネット社会を象徴し、代表するような歌い手のようです。
一瞬聴いただけだと女性だと間違えるくらいに自然で透き通った高音ボイスは、楽曲のさまざまな面を豊かに表現しファンを魅了しています。
アニメーションを用いたPVも、彼の楽曲を毎回ファンが楽しみにしているようです。
今後彼がどんな作品を生み出してくれるのか、ウォルピスカーターのこれからに注目です!
TEXT imahashimiwa
ウォルピスカーターは、日本の男性歌手である。動画投稿サイトを中心に活動しており、プロフィールの大半が公表されておらず謎に包まれている。「叩かれたくない」という理由から、自身のTwitterなどでも徹底して顔出しを拒否している。中学生の頃から動画投稿サイトにハマり、高校生の頃から自身も···
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