パリ・サンジェルマン（PSG）のイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティが「PSGにはお金よりも重要なものがある」と主張している。
ヴェッラッティは元PSG女子部門、元フランス代表プレーヤーであるロール・ブローの『Instagram』上のインタビューを通し、PSGに対する信頼を語った。
「PSGは今や世界でもトップ7～8に入るクラブとなった。このチームでプレーしたい選手が数多くいる状況となった。お金のためにPSGにいると指摘する声もあるが、それは的外れだと思っている」
「もしお金のためにプレーするのなら中国リーグにでも行くだろう。ここはヨーロッパの頂点に立つという目標がクラブのアイデンティティになっている。そのプロジェクトが明確だから、常に上を目指そうとする姿勢が保たれているんだ」
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月中旬よりヨーロッパのサッカー界は中断期間へと突入している。PSGはその直前、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）のラウンド16でドルトムントを下し、ベスト8進出を決めていた。
ヴェッラッティは「フランスではすでに多くのタイトルを獲得している。だがチャンピオンズリーグはやはり最も競争力のあるコンペティションであり、上へ勝ち進むことが本当に難しい。我々は欧州の舞台でも自信を身につけることが重要なんだ。実際、他国の強豪相手でも本領を発揮できるようになってきていると思う」と続け、悲願であるCL制覇への思いを明かした。
潤沢な資金力を生かしてネイマールやキリアン・ムバッペを獲得したPSGだったが、国内では圧倒的な強さを見せている一方、CLではベスト8の壁を破れずにいることから批判の的となっている。だがヴェッラッティは、同チームでの欧州制覇は可能だと信じて疑わないようだ。
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