Tuesday, April 28, 2020

7割以上が「環境にやさしいクルマ」を求めるものの、ネックは「価格」 BMW調べ - レスポンス

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、地球環境保護に向けた次世代車普及のため、「次世代車に関する意識調査」を実施。「環境にやさしいクルマ」を求める一方、多くのドライバーが「価格」や「燃費」を重視していることが明らかになった。

調査は1か月に1度以上自動車に乗る、20歳~69歳の男女600名の一般ドライバーを対象に、4月11・12日の2日間、インターネットアンケートで実施。その調査結果をまとめた。

次に車の購入・買い替えをするときに重視する点については、88.5%が「価格」と回答。以下、「燃費」(74.5%)、「ボディタイプ・サイズ・大きさ(積載人数、積載量)」(53.3%)と続いた。全体的に「価格」と「燃費」のスコアが高く、クルマ選びにて経済的な要素が大きく関わることが分かった。年齢別では、若い人ほど「デザイン性」、年齢が増すほど「安全性能」や「環境性能」のスコアが高いことが分かった。

価格を気にしない前提で、環境にやさしい車と一般的なガソリン車のどちらが欲しいという質問に対して、73.8%が「環境にやさしい車」、「どちらかというと環境にやさしい車」と回答した。一方で、ガソリン車ドライバーに対して次世代車に乗らない理由を尋ねたところ、トップは「車両本体価格が高いから」(48.3%)、次いで「ガソリン車に不満が無いから」(32.6%)。次世代車に魅力を感じない理由については、最多が「車両本体価格が高い」(55.0%)。次世代車普及にて、車両本体価格が課題として挙げられることが分かった。

車の購入・買い替えを検討するときに、初期費用だけでなく、ランニングコストも含めて価格を比較するかという質問に対しては、70.3%が「ランニングコストを詳細に検討する」と回答した。年齢別では、20代の42.5%がランニングコストについて「あまり検討しない」または「考えたことがない」と回答。20代は約9割が自動車の購入検討時に価格を重視しているにも関わらず、購入経験の少なさからかランニングコストに対する意識が薄いことが分かった。

次世代車に乗っている人に対するイメージについては、75.8%好感的なイメージと回答。個別の選択肢では、最も多い36.8%が「経済的に余裕がある」と回答し、次いで「スマート」に29.8%、「先進的」に27.0%という結果となった。

今後乗りたいと思う車のエンジン機構については、58.3%が次世代車またはハイブリッドカーと回答。ガソリン車ドライバーも約半数の49.6%が次世代車、もしくはハイブリッドカーへの乗換を希望していることが分かった。逆に、次世代車・ハイブリッドカードライバーからガソリン車に乗り換えたいという人はそれぞれ4.9%、3.7%と少数。次世代車ドライバーの87.8%が「今後も次世代車に乗りたい」と回答。これらの結果から、次世代車・ハイブリッドカーの普及はますます拡大していくと予測される。

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