
熊本市現代美術館(中央区)で開催中の「こわいな! 恐怖の美術館」展の入場者が21日、1万人を突破した。同館、熊本日日新聞社、熊本朝日放送主催。12月5日まで。
恐怖や不安をテーマにした美術家や文学者ら6組の絵画や立体、映像など49点を展示。近現代の多彩な作品は、作家たちの負の感情との向き合い方や、新たな表現へと昇華する軌跡を見ることができる。
1万人目は、長崎市から訪れた女性会社員(28)と母(58)で、同館から図録と展覧会ポスターが贈られた。女性は「それぞれの恐怖の形をいろんな表現に変える力がすごいと思った。アーティスト田名網敬一さんの斬新な作品が印象深かったが、熊本在住のコーダ・ヨーコさんと話せたのもうれしかった」と語った。(魚住有佳)
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