2021年11月9日 午前11時40分
2020年度に結婚式を挙げた人を対象にしたリクルート(東京)の「結婚トレンド調査2021」によると、福井を含む北陸3県の平均招待客数は41・5人、総額は263万3千円で、ともに01年度の調査開始以来最少だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が直撃した。
調査は、結婚情報誌「ゼクシィ」の読者で20年度に挙式した人を対象に4~5月に郵送で行った。3586人から寄せられた回答を全国15地域に分けて分析した。
北陸3県の平均招待客数は14~19年度は50人台強から60人台で推移していたが、20年度は3割ほど減少した。総額も近年350万円前後だったが、約90万円減った。規模が縮小した一方、招待客1人当たりの費用を回答してもらい、平均したところ8万6千円で調査開始以来最高だった。前年度から1万4千円増、5年前からは2万4千円増で、リクルートの担当者は「一人一人へのおもてなしを重視する傾向は年々高まっている」と分析した。
コロナ下での結婚式は、90・3%が「迷った」と回答。踏み切った理由は、半数超が「親・親族が背中を押してくれたから」だった。カップルの自己負担額は110万3千円(前年度比61万8千円減)。84・3%が親や親族からの援助を受けており、式に使った額は167万3千円だった。
入籍から挙式までの期間は、調査開始の12年度以降は平均2~4カ月だったが、20年度は7カ月で最も長かった。また「式を通し自分の人生が好きになった」との回答は69・4%で前年度比6・6ポイント増だった。
担当者は「なぜ今、結婚式をするのか、2人で話し合う時間が例年以上にあったのではないか。周囲の応援や支えがあって式が実現したプロセスが、自己肯定感を高める要因になったとみられる」としている。
からの記事と詳細 ( 北陸3県の結婚式費用最少に、コロナ以前の90万円減 自己負担額、親からの援助は - 福井新聞 )
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