
「女性のほうが骨粗しょう症になりやすい」と聞いたことがあるでしょうか。実はこれには、女性ホルモンが関係しています。そして、昔よりも現代の女性のほうが、婦人科系の病気になりやすいと知っていましたか。 新刊『生理で知っておくべきこと』は、生理のデータが集まった日本初の本です。本書の中から、女性ホルモンと骨の関係と、現代女性が気をつけるべき病気について、解説していきます。 「生理痛の原因」が若者と大人で実は異なる理由 ■男性は髪が薄くなり、女性は骨が弱くなる
男性はなぜ薄毛が多いのでしょうか。女性でも薄毛にはなりますが、男性のほうが人数が多いですよね。女性にはなぜ起きにくいのでしょうか。どういうメカニズムなのか知っておきましょう。女性は薄毛になりにくいかわりに、骨が弱くなります。 エストロゲンとプロゲステロンが「女性ホルモン」ですが、テストステロンという「男性ホルモン」があります。男性ホルモンとは、筋肉質な体つきをつくったり毛が育つように促したりするものです。
男性ホルモンは、女性にもあります。アバウトにいうと、女性には女性ホルモンが9割、男性ホルモンが1割くらい。男性には男性ホルモンが9割、女性ホルモンが1割ぐらいあるというイメージです。男性にも女性にも同じホルモンがあり、その割合が違うだけです。 ただ、人によってホルモンのバランスが違います。女性で筋肉質の人は、男性ホルモンの割合が他の女性よりも高いです。男性でぽっちゃり体型の人は、女性ホルモンの割合が他の男性よりも高いかもしれません。
これらのホルモンは、歳をとると下がります。女性は女性ホルモンが、男性は男性ホルモンがそれぞれ下がるのです。男性は、9割あった男性ホルモンがガクッと下がるので、毛が抜けてしまいます。 ここでのポイントは、「どれだけホルモンが下がったか」です。女性には男性ホルモンが少ししかありませんが、男性ほど毛が抜けることはありません。抜け毛に影響するのは、普段あったものが下がってしまうからです。 では、女性ホルモンが下がることによって何が起こるかというと、骨が弱くなります。女性ホルモンのエストロゲンは、骨にカルシウムやマグネシウムを吸着して、強くする働きがあります。この吸着する力が下がって、骨が弱くなります。実際に、男性に比べて女性のほうが骨粗しょう症の割合が高いです。それこそ、男性で髪が薄くなるのと同じくらいの人数です。かなり多いですよね。
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