Friday, May 28, 2021

桜田ひより「自分の中でラブストーリーに対して、どこか苦手意識があったかもしれません」 - テレビ東京

ドラマ

テレ東

2021.5.28 【サタドラ】春の呪い

最愛の妹を亡くした主人公が妹の婚約者から交際を申し込まれる...複雑な想いが渦巻く奇妙な三角関係を描くサタドラ「春の呪い」が、5月22日(土)夜11時25分からスタート!
原作は、2017年の「このマンガがすごい!2017オンナ編2位」に輝いた同名コミック。いけない恋に落ちる立花夏美を髙橋ひかる、夏美が溺愛する妹・春を桜田ひより、春の婚約者で財閥系御曹司の柊冬吾を工藤阿須加が演じます。

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「テレ東プラス」は、物静かな大和撫子・春を演じる桜田ひよりを直撃! ドラマの見どころや憧れの恋愛について伺いました。

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キャラクターそれぞれが"あの時、実はこう感じていた"と種明かししていくのが、この作品ならではの見どころだと思っています


――まずは、原作を読んだ感想から教えてください。

「内容はシリアスなのに、所々コメディ要素が入っていて、すごく読みやすかったです。日頃SFやアクションマンガを読むことが多く、少女マンガはあまり読まないのですが、そんな私でも楽しんで読むことができました」

――登場人物それぞれの視点で描かれているところが面白いですよね。

「そうですね。同じ出来事でも、夏美、冬吾、春によって感じ方が違い、ドラマでは、その複雑に絡み合った感情が丁寧に描かれます。誰に感情移入するかで感じ方が変わる面白い作品だと思いました。それぞれ抱えている問題があり、誰に感情移入するのかは見ている人次第。あるシーンがすごく重要になったり、あるセリフがカギを握ったりと、受け取る人によって内容が変わっていく面白さを、ひかるちゃんや工藤さん、みなさんと話し合いながら演じていきたいです。特に、春ちゃんの病室で3人が揃うシーンはすごく面白いと思います。三者三様、複雑な気持ちを持っているので...」

――今回演じる春は、どのような人物だと思われますか?

「絵に描いたような女の子らしい子で、ちょっと夢見がちなのかな? 不思議な感じのキャラクターです。おっとりとした女の子らしい仕草だったり、かわいらしくキュンとなる感じを出していきたいです。そんな彼女が冬吾さんと出会うことで強くなっていく...。その変化も丁寧に演じていきたいです。後半になるにつれ、春ちゃんの思いや考えていたことがどんどん明らかになるので、その時々の心境を考える作業は必要になってくると思います。難しいかもしれませんが、演じることへの楽しみもいっぱいです」

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――今回、役に合わせてボブカットにしたそうですね。

「はい! 原作の春に近づけて髪を切りました。もっと子どもっぽくなるかも?と思っていましたが、意外と大人っぽくなったという声の方が多くて...。心機一転になって嬉しいです。見た目を変えるとスイッチが入るので、形から役に入れるのはすごくありがたいです。プライベートでも、今までとは違ったファッションを楽しんでいます」

――18歳で本格的なラブストーリーに挑むことになりますが、最初にこのお話を聞いた時の感想は?

「実はすごくびっくりしました! 本格的なラブストーリーはあまりやったことがありませんでしたし、恋の要素はあっても片想いで終わるものばかりだったので...(笑)。恋する女の子を研究しなきゃと思いました。あと、自分の中でラブストーリーに対して、どこか苦手意識があったかもしれません。

でも今回は、ホラー作品を多く手がける落合(正幸)監督なので、ただのラブストーリーではなく、ちょっとホラーテイストが入っているので、演じやすかったです(笑)。夏美と冬吾さんのシーンで、亡くなった春ちゃんが現れるシーンも多いので、今から撮影が楽しみです」

――春と冬吾は許嫁でしたが、桜田さんが憧れる恋愛スタイルは?

「私にも許嫁がいればいいなと思います(笑)。将来が決まっているってどんな気持ちなんだろう? 春ちゃんは好きな人だったから良かったけど、全然タイプじゃない人だったら困っちゃいますよね...。う~ん、難しい。もしも自分が春ちゃんだったら...と想像しながら原作と脚本を読みましたが、大好きなお姉ちゃんと同じ人を好きになるってつらいと思うので、とても複雑な気持ちになりました。あと、もしも自分が夏美だったら...とも考えましたが、私なら冬吾さんを諦めてしまいそうです。大切な妹が好きだった人...やっぱりなかなか積極的にはなれないですよね。複雑ですが、だからこそ面白い設定だなと思います」

――今回は妹役ですが、桜田さんはお兄ちゃんがいますよね。

「はい! 兄妹なので姉妹とはまた違った感覚です。こう言うとお兄ちゃんに失礼かもしれませんが、実は昔からお姉ちゃんが欲しかったんです(笑)。ドラマのシーンでも登場しますが、お姉ちゃんと洋服を貸したり借りたりするのに憧れがあって...。あっでも、もちろんお兄ちゃんも大好きです!(笑) 一緒にゲームをしたり出かけたり、悩んだときは相談もできる私の良き理解者です」

――憧れの姉・夏美を髙橋さんが演じますが、やはり現場では髙橋さんがお姉さんっぽい感じですか?

「いや、実はそれが逆で...(笑)。ひかるちゃんは元気いっぱいで明るくて、誰とでもすぐ仲良くなれるタイプなので、どちらかというと妹っぽいかな~って。自分で言うのもなんですが、私の方が静かなので姉っぽいかもしれません。でも、ひかるちゃんと演じるシーンはものすごく楽しいです! いろいろお話をしてもっと仲良くなりたいです」

――「春の呪い」は、毎週土曜夜11時25分から放送する「サタドラ」第2弾となりますが、土曜の夜はどのように過ごすことが多いですか?

「土曜日がお休みの時は、ひたすら家でのんびりしています。映画や動画を観たり、犬と遊んだり...。夜は特に映画を観ることが多いです。ジャンルは主に、洋画のアクションやホラー、ミステリー。夜遅くにホラーを観ると怖くなっちゃうんですけど、つい観てしまいます(笑)。そして観終わった後に、いろいろ想像したり考えたりするのが好きです。『春の呪い』もシリアスな部分があるので、観終わった後、それぞれがどんな気持ちなのかを考えていただくと、より楽しめるかなと思います」

――最後にドラマの見どころを教えてください。

「私も今後どうなっていくのか、ものすごく楽しみです。一つのシーンに対して、キャラクターそれぞれが"あの時、実はこう感じていた"と次々種明かししていくのが、この作品ならではの見どころだと思っています。より深く、多面的に楽しめる作品なので、皆さんぜひ楽しんでください」

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【桜田ひより プロフィール】
2002年12月19日生まれ。千葉県出身。映画「未来へのかたち」(公開中)に出演。映画「ショコラの魔法」が6月18日(金)全国公開される。ドラマ「明日、ママがいない」、「メンズ校」、「24 JAPAN」など多数出演。

(取材・文/玉置晴子)

5月29日(土)夜11時25分放送! サタドラ「春の呪い」(毎週土曜夜11時25分)第2話のあらすじは...。

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若くしてこの世を去った最愛の妹・立花春(桜田ひより)の葬儀で、「すぐ春のところに行くから」と声をかける立花夏美(髙橋ひかる)。ところが、亡骸の春が「冬吾さんは渡さない」と訴える幻影を見てしまう。「私が冬吾さんを奪うなんて...」と訝しむ夏美に、柊冬吾(工藤阿須加)から信じ難い相談が持ち掛けられる。「春の代わりに結婚して欲しい」と。夏美は当然断るが、その直後、自分でも思いも寄らない提案を口にしていた...。

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