YTS山形テレビ
29日、山形県東根市(ひがしねし)に住む夫婦が、ある特別な場所で結婚式を挙げます。2人の特別な思いを取材しました。 ここは、間もなく本格的な収穫シーズンを迎える東根市の「サクランボ畑」。29日の晴れ舞台に向けて、準備が着々と進んでいます。このサクランボ畑で結婚式を挙げるのは、橋本裕介(はしもと・ゆうすけ)さん（31）・茉那美(まなみ)さん（31）夫婦です。 新郎の裕介さんは愛知県出身。4年前に東根市の「地域おこし協力隊員」として赴任してきましたが、2020年から、地元の農家の畑を借りて、サクランボなどを育てています。 【裕介さん】 「味と大きさとか、見たことないものばかりで感動した」「サクランボがなかったら山形にいないぐらい、サクランボに惹きつけられて来ました」 新婦の茉那美さんは、現在 銀行員として仕事をする傍ら、裕介さんの農作業も手伝っています。 【茉那美さん】 「1 人で黙々と単純な作業だが、ずーっと根気よく続けているところが すごいなと。頼もしいなと思った」 【裕介さん】 「はじめ見たときは、すごくかわいいなと思ったが、僕の農業という仕事に対して、素直に応援してくれるという点が一番惹かれた」 29日の結婚式は、県内の婚礼業者などで組織する団体が、サクランボに魅せられ就農した新郎と、その熱意を応援する新婦の思いを受け、結婚式をプレゼントする企画として行われます。 【裕介さん】 「サクランボがなかったら、山形に来てなかったと言ってもいいので、そこで式をできるということは、うれしく思います」 【茉那美さん】 「夫のお世話になった方や周りの方に、感謝の気持ちを伝えられる式に出来たらいいなと思うので、あしたは笑顔で皆様に幸せを届けられるように式に臨みたい」
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