ゴールデンウイーク中、神戸市内であった妹の結婚式に出席した。新型コロナウイルスの感染拡大により、同市は既に緊急事態宣言が発令されていたが、「悩んだ末に決行した」とのことだった。
結局、披露宴は中止、友人の参加は式まで。親族だけの会食では、新郎とアクリル板越しに初めて会話を交わした。酒類の提供もなし。ノンアルコールビールでは、込み上げるうれしさや気恥ずかしさは何ともならない。
全国でコロナの新規感染者の拡大が止まらない。亡くなった人も大勢いる。「祝い酒が飲めない」などと愚痴るのは、さまつなことに違いない。
政府は「コロナに打ち勝った証し」として五輪を開催するという。しかし、五輪のために我慢している人ばかりではないだろう。親しい人と飲み、歌う。そんな日常を早く取り戻したいからでもあるはずだ。
(宮畑譲)
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