
ウエディングプランナーの長谷川真美です。2020年春以降、結婚式を考えるカップルも新型コロナウイルスの影響を大きく受け続けています。状況が状況だけに式場や取引業者も柔軟に対応していることも多いですが、それでも度重なる緊急事態宣言の発令に「日程を変更したのにまた……」と悩む新郎新婦も少なくありません。 今回は最初の緊急事態宣言が発令された後、右往左往することになったとあるカップルと式場のエピソードです。
1度目の変更「人数を減らして家族だけの会食に」
そのカップルは2019年末に式場見学に訪れ、2020年6月某日で結婚式の日取りを決めました。皆さんご存知の通り、その後年明けから新型コロナウイルスの感染が拡大し、3月ごろから街は静かになっていきます。状況を鑑みたふたりは、「ゲストの負担を考えて、密を避けるために家族だけの15名程度の会食に変更したい」と希望しました。 式場によりますが、通常のバンケット(披露宴会場)は最低施行人数が設定されていることが多く、その人数に達しない場合はバンケットを変更しなければいけない規約の式場がほとんどです。このふたりは当初50名ほど招待する予定だったので、本来であれば、予約を入れたバンケットではなく小さなバンケットに変更しなければなりません。しかしコロナの影響を鑑みて、そのままのバンケットで少人数での会食会を開催することとなりました。
2度目の変更「おばあちゃんが……」
そして、2020年の4月に緊急事態宣言発令された後のこと。6月の結婚式に向けた2回目の打合せで、ふたりから今度は「おばあちゃんがコロナ禍で移動するのがこわいと言い出して……。私たちふたりだけでの挙式にして、写真を少し撮影してもらうスタイルに変えたいのですが……」との申し出がありました。 おばあちゃん子だった新婦は「おばあちゃんに見てもらえないなら意味がない。写真だけでもおばあちゃんに贈りたい」と考え、泣く泣く変更を希望したとのこと。プランナーは残念に思いながらも、「高齢者に重症患者も多く出ているし、この状況だからやむを得ない」と切り換えたそうです。
からの記事と詳細 ( 結婚式のゲストを0人にしたカップル。式直前、友人から意外な申し出が(女子SPA!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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