Tuesday, February 2, 2021

【2月4日「妊娠の日」妊婦の意識調査】約9割の妊婦が新型コロナウイルスの影響で、妊娠出産に対して不安 - PR TIMES

新型コロナウイルス感染症拡大が続くなか、2020年の出生数が前年比で約1万7千人減少しています※。このようななか、本調査では、妊娠期間と出産における新型コロナウイルスの影響について現状を調査しました。
※厚生労働省2020年12月21日発表
 
  • 調査結果のポイント
(1)コロナ禍での出産・育児について、約9割が不安
・ 88.5%が妊娠期間・出産と子育てに不安があり、91.7%が不安の背景に新型コロナウイルスの影響があると回答
・ 8割以上の妊婦が、「自身の感染」、「パートナーや家族の感染」、「赤ちゃんへの影響」を不安視

・ 新型コロナウイルスで実際に影響が出ていること
 - 52.4%が、世帯収入が減少
 - 出産に関して、「産後に家族や友人と面会ができない・制限がある」(83.1%)、「立ち合い出産ができない・制限がある」(82.9%)
 - 両親学級の中止により、初産婦の7割以上が、妊娠・出産・子育てに関する情報が不十分

(2)コロナ禍で、生まれてくる赤ちゃんに対する健康意識が高まっている
・ コロナ禍での出産や子育てについて、92.3%の妊婦が、医療や健康面で不安
・ 経産婦の62.3%が、前回の出産時より、赤ちゃんの健康に対する意識が高くなったと回答

(3)さい帯血についての認知は約9割。 約4割が医療の面で「さい帯血バンク」に期待
・ 脳性まひや自閉症など、現在治療法のない病気に対する新しい医療として注目される「さい帯血」について、約9割の認知
・「さい帯血バンク」へのイメージは、「白血病など難病の治療に効果がある」(46.0%)、「わが子の将来に役立ちそう」(45.7%)、「新たな医療の道を切り開く可能性がある」(40.6%)
 

  • 坂田陽子 助産師のコメント
長期化するコロナ禍で、不安な思いをしている妊婦さんがたくさんいらっしゃいます。「両親学級が中止になり、出産や育児のイメージがわきにくい」という声も現場でよく耳にします。妊婦さんの不安を軽減しようと、病院や地域の助産師会でもオンラインでの両親学級を実施するようになりましたが、個々人の悩みに十分には対応できておらず、限界を感じる場面も多いです。安心して出産・子育てに取り組めるように、病院や行政だけでなく、企業や地域のサポーターも積極的に関わる協力体制が必要だと感じています。

今回、コロナ禍での妊娠・出産・子育てという、誰もが経験したことのない出来事をきっかけに、ご自身の健康や生まれてくる赤ちゃんの健康に対する意識が高まっていることが分かりました。実際に、ご夫婦で健康に関して話し合う時間が増えているようです。将来の我が子の健康に対する保険として、さい帯血の保管に関心を寄せていらっしゃる方も増えています。妊婦さんにさい帯血保管をはじめとした必要な正しい情報が届き、少しでも安心して過ごしてもらえるサポートが必要とされています。

坂田陽子 助産師坂田陽子 助産師


<坂田陽子 助産師>
看護師、助産師。国際認定ラクテーションコンサルタント。葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。現在、すみれ出張専門助産院代表。  
  • 調査結果詳細
(1)88.5%が妊娠期間や出産、子育てに不安。91.7%が、不安の度合いに新型コロナウイルスの影響がある。

現在妊娠中の女性433名に、妊娠期間や出産、子育てに関する不安の度合いを聞いたところ、「かなり不安」(30.5%)と「やや不安」(58.0%)をあわせると、88.5%が不安を感じていました。その不安の度合いに、新型コロナウイルスに関する事柄が影響しているか聞いたところ、「かなり影響している」(47.8%)と「やや影響している」(43.9%)をあわせて、91.7%の妊婦が新型コロナウイルス感染症は自身の抱く不安に影響していると回答しました。

また、妊娠期間に新型コロナウイルスにより不安に感じていることを聞いたところ、「自身の感染」(86.6%)がもっとも高く、次いで「パートナーや家族の感染」(86.4%)、「赤ちゃんへの影響」(80.4%)があげられました。また、6割以上が、「産後の新型コロナ禍での育児」(66.1%)についても不安を抱いていることがわかりました。 

  

(2)新型コロナウイルスの実際の影響として、52.4%の妊婦が、世帯収入が減少傾向と回答。出産に関しては、8割以上が「産後に家族や友人と面会ができない・制限がある」、「立ち合い出産ができない・制限がある」。

新型コロナウイルスによって実際に影響が出ていることとして、赤ちゃんを育てるおうちの家計の状況を聞いたところ、「大幅に減った(減りそう)」(12.7%)、「やや減った(減りそう)」(39.7%)と、約半数の世帯で収入が減少傾向にあることがわかりました。

また、出産に関する新型コロナウイルスの影響について、8割以上が、「産後に家族や友人と面会ができない・制限がある」(83.1%)、「立ち合い出産ができない・制限がある」(82.9%)と回答しており、他にも「妊婦健診にパートナーが同行できない」(74.1%)や「母親学級や両親学級の中止」(61.4%)といった影響が出ていることがわかりました。さらに、母親学級や両親学級の中止により、妊娠・出産・子育てに関する情報が不十分と感じる妊婦も56.7%にのぼり、特に初産婦の72.9%が、情報が不十分と感じていることがわかりました。 


(3)9割以上が医療や健康面で不安がある。経産婦の6割以上が、前回の出産時より、赤ちゃんの健康に対する不安が高まっている。

コロナ禍での出産や子育てについて、医療や健康面での不安を聞いたところ、「かなり不安」(40.6%)と「やや不安」(51.7%)をあわせると、92.3%が医療や健康面で不安を感じていました。新型コロナウイルスと健康意識の変化についても聞いたところ、87.7%が新型コロナウイルスの流行によって自身の健康意識がより高まっていると回答しました。

また、出産経験のある経産婦 220名に、生まれてくる赤ちゃんの健康に対する意識について聞いたところ、「かなり高くなった」(21.8%)と「やや高くなった」(40.5%)をあわせると、62.3%の経産婦において、前回の妊娠出産と比較して、赤ちゃんの健康に対する意識が高くなっていることがわかりました。


(4)「白血病など難病の治療に効果がある」(46.0%)、「わが子の将来に役立ちそう」(45.7%)など、半数近くが、さい帯血の医療面での期待がある。

さい帯血には幹細胞が多く含まれ、現在治療法のない病気に対する新しい医療として注目されています。今回、さい帯血について聞いたところ、「知っている」(56.4%)あるいは「聞いたことがある」(33.7%)をあわせて、約9割の妊婦に認知があることがわかりました。また、約6割が「さい帯血バンク」についても知っており、赤ちゃん自身やそのご家族のために長期間保管できる「民間さい帯血バンク」も5割以上が知っていました。

「さい帯血バンク」に対するイメージとしては、「白血病など難病の治療に効果がある」(46.0%)、「わが子の将来に役立ちそう」(45.7%)、「新たな医療の道を切り開く可能性がある」(40.6%)と4割以上が、特に医療面における活用に期待していることがうかがえました。


 【調査概要】
調査対象:全国の妊娠中の20歳~45歳の女性
サンプル数:433人(経産婦220人、初産婦213人)
調査方法:インターネット調査
実施時期:2021年1月8日~1月20日

【企業情報】
ステムセル研究所は、約5.5万名の赤ちゃんの「さい帯血」をお預かりし、日本国内シェア99%を占める民間さい帯血バンクです。厚生労働省 関東信越厚生局より再生医療等安全性確保法に基づく特定細胞加工物製造許可を受けて安全と安心を追求した施設でさい帯血の保管サービスをご提供しています。

株式会社ステムセル研究所
設立年月日 : 1999年8月5日
資本金 : 3億7,482万円
代表取締役社長 : 清水 崇文(しみず たかふみ)
本社 : 東京都港区新橋
グループ会社 : 日本トリム(東証1部)
企業ホームページ : https://www.stemcell.co.jp/

【本件に関するお問い合せ先】
株式会社ステムセル研究所 総合企画本部 電話:03-5408-5270

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