結婚式は女性にとって人生の晴れ舞台ですね。式の1か月前ともなれば、髪や体形に気を配り、エステなどで花嫁の最後の仕上げに忙しい方もいらっしゃるでしょう。そんな時に見落としがちなのが「歯」です。後日、写真やビデオを見た時に、歯が悪目立ちしていたらガッカリですよね。結婚式の1か月前からでも間に合う歯のケア方法を、医療法人スマイル・クリエイト理事長の辻英彦先生にお伺いしました。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
【この記事の監修医師】 辻 英彦先生(医療法人スマイル・クリエイト 理事長) 明海大学歯学部を卒業後、日本大学松戸歯学部矯正科で学び、平成11年3月に埼玉県和光市にてアルファ矯正歯科クリニックを開業。平成19年に池袋矯正歯科クリニックを開業し、医療法人スマイル・クリエイトを設立。その後、ハピュアデンタルクリニック(ハピュア六本木)、ハピュアデンタルクリニック渋谷を開業。日本矯正歯科学会認定医、日本成人矯正歯科学会認定医、明海大学歯学部臨床講師。
歯磨きだけで着色はとれない
編集部: 結婚式まで、あと1か月しかなくても間に合う、歯のケア方法について教えてください。 辻先生: 一般的に美しくきれいな歯の条件としては、歯並びがよいこと、歯が白く汚れていないこと、金属がないこと、口腔内が衛生的に保たれていることなどがあげられるでしょう。 まずは汚れを落とし、着色をなくすことから始めましょう。そのほか、白くすることと、金属をなくすこともある程度は可能でしょう。 編集部: そもそも、なぜ歯には着色が起きるのでしょうか? 辻先生: 歯の着色の原因は、内部からのものと外部からのものがあります。内部からの原因としては、体質的に歯の黄色味が強いケースや、加齢により歯の表面のエナメル質が摩耗し薄くなることで、内部の象牙質の色が透けて黄ばんで見えるケースなどがあげられます。外部からの原因としては、紅茶やコーヒー、赤ワインなどの飲食物に含まれる色素やタバコのヤニ、歯垢が歯に付着することによる着色などがあります。 編集部: 内因による着色は仕方ないとしても、外部的な原因の着色は、毎日の歯磨きだけでは防げないものなのですか? 辻先生: 歯垢はブラシだけでも落ちやすい汚れですが、歯磨きだけで完璧に歯石を落とせている人は少ないんです。きちんと歯磨きをしようと思えば、鏡を見ながら集中して5~10分程度は磨いてほしいですが、何かをしながら2~3分で済ますという方も多いのではないでしょうか。 また、歯磨きだけでは落ちにくい着色もあります。例えば、お茶などに含まれるタンニンやカテキン、赤ワインやチョコレート、コーヒーなどに含まれるポリフェノールです。タンニンはカルシウムや鉄イオンと結合して歯に沈着すると、なかなか取れません。またポリフェノールはペクリルと呼ばれる歯の表面にある薄い膜成分につきやすいため、歯に沈着しやすいんです。 編集部: 歯科医院でクリーニングを受ければ着色を落とせますか? 辻先生: 歯科医院でのクリーニングでは、歯垢や歯石、タバコのヤニ、コーヒーや紅茶、ワインなどの着色をある程度は除去することができます。 クリーニングした後の状態を長持ちさせるには、自宅での歯磨きが大切になります。自己流で行うよりも、歯科医院で歯磨き指導をしてもらうと良いですね。
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